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  nikkansports.com > サッカーTOP > 日本代表 > コラム > 「密着24時」〜五輪代表ストーリー〜
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石井宏美の「密着24時」〜五輪代表ストーリー〜

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2004/07/10 バックナンバー一覧へ

森崎浩司、世界への熱い思い

 「負けたくないという気持ちでトレーニングしているので、メンタル的にはいい感じで合宿を送ることができているし、充実度も高い。戦術的なことが多いので、なかなか個人としてアピールすることは難しいけど、その中で1つ1つのプレーを正確にやっていこうと思いながらプレーしています」。

 合宿5日目を終えた森崎浩司選手(広島)は言います。3月のアジア最終予選では、広島で務めているトップ下とは異なる、左アウトサイドのポジションでレギュラーで試合に出場した森崎選手。最終予選を経験し、自信をつけると、広島でも攻撃の中心選手として自覚を再確認。MFながら、現在チーム得点ランク1位の活躍を見せています。

 しかし、プロデビュー以来、昨年の中ごろまでは度重なるケガに悩まされていました。が、今季は開幕前からケガなくプレー。それが安定したプレーにもつながっているようです。また、最終予選のアウエーでの厳しい戦いや、大会特有のプレッシャーを経験し、今まで以上にすべてに対してどん欲になりました。

 代表18名に選出されれば、アテネ五輪が2度目の世界大会となります。01年ワールドユースアルゼンチン大会では、石川直宏選手(東京)や山瀬功治選手(浦和)とともに、予選リーグ敗退という悔しい思いを味わいました。「ずっと谷間(の世代)って言われてきましたからね」。それだけに、再び世界舞台に立ちたいという気持ちは強いはず。

 まず最終メンバーに残ることが、出場への第一関門となりますが、石垣合宿メンバーに加えて、左サイドでの起用も考えられるオーバーエージの小野伸二選手が入れば、ポジション争いはさらに激化します。

 「早く一緒にプレーしてみたいですね。同じ中盤の、代表クラスの選手とプレーするのは勉強にもなるし。もちろん、ライバルには違いないんですけど。自分としては、“左サイドは絶対に譲らない”という強い気持ちでプレーしたい。とにかく自分の力を出し切りたいです」。

 山本監督も「アテネのピッチに立ちたいという気持ちが、強く伝わってくる」と話しているように、選手それぞれがテーマを持ち、そして生き残りをかけて日々戦っています。

 石垣合宿も残すところあと2日。フォーメーション練習も始まり、「ここからが本当の勝負」という指揮官のもと、周囲とのポジション争いとともに、自分自身との戦いにも、挑んでいきます。


◆こぼれ話◆

 合宿4日目にグラスボートを体験した川平(かびら)湾は、日本百景にも選ばれている名所。「楽しかったけど、とにかく暑くて疲れましたね」と苦笑いしていましたが、大自然の中で、オフを楽しみ、リフレッシュしていた選手たち。

 「ホテルの窓からビルしか見えなかったりすると、長期の合宿だと絶対にストレスとか溜まる。でも、(石垣島の)ホテルから見える海はキレイだし、食事もおいしいし、ストレスは全く溜まらない」(森崎選手)。

 合宿初日から厳しいトレーニングが続いていますが、ホテルから見える石垣島の海の眺めは、選手に安らぎを与えているようです。

石井宏美 ◆石井宏美(いしい・ひろみ)
 1998年3月、サッカーai編集部に所属。00年3月にU−19日本代表(現 五輪代表)の担当となり、以後、同世代の取材を中心に活動する「五輪代表の姉」。 02年アジア大会、今年3月の五輪アジア最終予選UAEラウンドにも帯同。U−1 9代表時代のアジアユース1次予選や、トゥーロン国際大会など、同世代の代表ゲー ムは、ほぼ全試合取材している。

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