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(2004年7月23日付紙面から)
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小野がボランチだったら…
<アジア杯:日本1−0オマーン>◇7月20日◇中国、重慶五輪スタジアム
<五輪代表親善試合:日本0−0韓国>◇7月21日◇韓国、ソウルW杯スタジアム
A代表だけじゃない、五輪代表にもやっぱり必要な男
五輪代表の韓国戦(21日)は、前日のA代表オマーン戦と同じことをかみしめることになった。「小野がいれば…」。サッカー解析システム「Opta(オプタ)」で両試合を解析すると、どちらもボランチが苦戦の原因になっていたことが分かる。3トップへのパス供給ができなかった五輪代表ボランチは攻撃、ルーズボールを拾えなかったA代表ボランチは守備で不満が残った。
ルーズボール拾えるのに
【A代表】 オマーン戦ではルーズボール(LB)を拾った回数はわずか35回しかない。昨年6月アルゼンチン戦の41回を下回り、ジーコ体制ワースト記録だ。LBを拾うのはボランチの大きな役割の1つだが、福西は3回、遠藤は1回しかなかった。日本では、1対1の対人プレーに強い選手が「守備がいい」と評価される。その点では、福西と遠藤は守備がいいボランチになる。だが、欧州ではむしろ、LBを拾う予測能力への評価の方が高い。ジーコジャパンで450分以上出場したボランチのうち、最もLB奪取能力が高いのは小野で8・02。遠藤と福西はその点で見劣りがする。
3トップにパス出るのに
【五輪代表】 3トップの不発の原因は、ボランチにもある。ポジション別に3トップへのボール供給数を調べると、両サイドから16、DFラインから14、GKから9。ボランチからはたったの7しかない。トップ下を置く3−4−1−2に比べ、3−4−3の3トップは、FWとその背後の距離があく。ここを詰めていかないと連係・継続性のある攻撃は生まれない。韓国戦はまさにその通りになってしまい、阿部、今野のボランチが3トップとまったく絡めなかった。攻撃の構成力があり、自ら飛び出すこともできるオーバーエージの小野が入れば、この点は改善できそうだ。
◇opta(オプタ) Jリーグやプレミアリーグの公認するプレー分析データ。ただし、今回使用したデータ(シュート数等)は公式記録とは一致しない。出場時間はロスタイムを含めた正味の時間を採用している。
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