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2005/6/13
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生観戦はドイツで(貯金計画)
フリーアナウンサー:池田奈月
「やなーぎさーわっ!」「おおぐろっ! オ・レッ!」
日本代表がW杯出場を決めた8日夜、私は大阪・長居スタジアムにいました。バンコクでの無観客試合は、テレビを通してボールを蹴る音、選手の掛け声などを聞ける「ピッチの臨場感」を味わえるチャンス。でも、試合観戦中はそんなに冷静じゃないし、サポーターとしては「スタンドの臨場感」も捨てがたい。そこで現地に行けなかった私はビデオ予約しつつ、リアルタイムでは長居スタジアムにパブリック・ビューイングに出掛けたわけです。
会場は北朝鮮側と日本側に分かれての入場で、入ってからの行き来はできないとの警戒体勢。でも、フタを開けてみると大阪でも1万1000人の観客のほとんどは日本代表のサポーターで、ブルーに染まりました。
長居が最初に沸いたのは、先発メンバー発表で地元大阪出身のMF稲本がスクリーンに映し出された瞬間でした。
昨年12月以来の先発になった「イナ」。後半28分には前線に送ったパスがきっかけとなり、先制点につなぐなど存在感を示してくれました。思えば、02年W杯、ここ長居でピッチに立った時には、トルシエ日本で中盤を張りました。イングランドでプレーしながら今は控え組。ポジション奪回に燃える「浪速の男気」が、ビジョン越しに伝わってきて、何だか泣けてきました。
また、スパチャラサイ競技場のスタンドに陣取った関係者の姿が映された時も印象的でした。「入れるやん!」「あれ誰や?」長居のサポーターの声に「現地スタジアムで応援したかったのに…」という悔しさがにじみました。もちろん、バンコクに駆けつけ、スタジアム外から声援を送った日本人サポーターに力強さも感じていたのですが。
バーチャル観戦でしたが、目の前で試合が行われていると錯覚する場面もありました。でも、現地に行きたかった。多くのサポーターがそう思ったでしょう。「ベンチのMF遠藤、どうしてるやろ?」とか、テレビに映らない気になること、いっぱいあるので。
「できれば、たくさんの人と喜びを分かち合いたかったから、そういう意味では(無観客試合は)残念やったなぁ」と宮本主将がズバッ! でも本番はこれから! 皆さん、今からドイツ貯金ですか?
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池田奈月(いけだ・なつき)

10月1日生まれ。聖心女子大学文学部卒業。学生時代、友人に誘われ国立競技場へ国際試合を観に行くなどしてサッカーへの興味が芽生える。卒業後は(株)ラジオ関西にアナウンサーとして勤務。在職時にはヴィッセル神戸の取材にも。現在フリーアナウンサー。長居スタジアム、万博記念競技場、神戸ウィングスタジアムへ定期的に足を運ぶ。現在、「カウントダウンRadio」(KBS京都1143khz、毎週日曜18:00〜21:20、http://www.kbs-kyoto.co.jp/radio/cdr/)出演中。
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