9年前のアトランタ五輪で「マイアミの奇跡」を演じたGK川口能活(磐田)が、コンフェデレーションズ杯で再び王国ブラジルと対戦する。「あのときとは状況も違うし、選手も変わっている。持てるものをすべて出し、結果を出せればいい」と静かな口調に意欲をにじませた。
アトランタで28年ぶりに五輪に出場した日本は、1次リーグ初戦でFWリバウドやDFロベルトカルロスらをそろえたブラジルの圧倒的な攻勢にさらされた。当時20歳の川口は神懸かり的なセーブでことごとくピンチをしのぎ、相手のミスをついた1ゴールを守りきった。この活躍を機にA代表のGKの座をつかみ、98年フランスW杯まで一気に駆け上がった。
22日のブラジル戦は、互いに1次リーグ突破のためには負けられない。相手の優位は動かないが、川口は「今度もブラジルが多くのビッグチャンスをつくるはず。DFとともに冷静にしのぎ、日本は1つの好機に点を取らないといけない」。「奇跡」の再現はその好セーブなくしてはあり得ない。
[2005/6/21/21:06]
写真=ブラジル戦を控え、懸命に練習するGK川口(共同)
|