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「食べちゃうぞ!対戦国」

〜第4弾・イングランドの巻〜


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六本木のイングランド

入り口

 日本代表の英国遠征勝利を祈願し、イングランドビールを飲み倒そう! ということで、東京・六本木にある「ホブゴブリン東京」に行ってきました。六本木の交差点を背に、東京タワーを真正面に見ながら徒歩5分。ロアビルを通り過ぎ、少し行くと、左手に「Hobgoblin」の文字が見てきます。

 ホブゴブリンは英国に32店舗を構える有名なスポーツパブで、日本では赤坂、六本木、渋谷に3店舗あります。現地直輸入のここでしか飲めないビールを数多くそろえており、イングランド料理も堪能できるところです。

 緑色の扉を開け、店内に入ると、まさにそこは「ミニUK」。内装もさながら、従業員のほとんどが英国人で客層の7割も外国人。本格的なダーツも2台あり、客たちがプロ級の腕前を披露。一瞬、圧倒されかけましたが、店長の小林修さん(38)が日本語でお店の説明をしてくれ、胸をなでおろしました。

国内最多、生ビール12種類

カウンター

 この店の最大の魅力は、日本の銘柄も含め、12種類もの生ビールを飲めるところ。小林店長が「日本では他にない品揃え」と自信を持つ充実ぶりです。ちょうど藍田が行った2日前に「オイスタースタウト」を入荷したばかりで、メニューにも載っていないビールを飲むことができました。

カウンター

 イングランド料理も豊富です。一般的に英国料理は「まずい」との声を聞きますが、小林店長は「彼らは、他の文化を取り入れようとしないから。肉、ポテト、豆にグレービーソース(肉と野菜を煮込んだブラウンソース)さえあれば、それでいいから。でも、うちのはおいしいですよ〜」。確かに、おいしかった。

 さて、藍田はイングランドビールは初体験。この楽しみを藍田だけには味合わせないと同行者が続出し、9人もの大所帯でお邪魔してしまいました。しかし、酔いが回るのを抑えて仕事を続けたのは藍田1人。他の仲間はひたすら飲みまくって…。


<本日のメニュー>
◆ホブゴブリン・ダークエール
ホブゴブリン・ダークエール  黒ビールだがギネスよりも苦くなく、飲みやすい。ほのかに甘味も 感じられるのが特徴の藍田一押しのビール。イギリスではアルコール度4.5%だが、日本向けに5・5%とアルコール度を高めて醸造しているため、ここでしか飲めない貴重なもの。
◆マーストンズ・ペディグリー
マーストンズ・ペディグリー  英国のバートン地方で作られているペール・エール。ビールには「上面発酵」と「下面発酵」があり、日本のメーカーのほとんどが下面発酵なのに対し、イングランドは上面発酵の「エール」が多い。味の違いを一言で言うなら素材感。エールには麦の香りとほのかな甘みがそのままに残っているから、飲む前、飲んだとき、飲んだ後とさまざまな味と香りを楽しめる。
◆ボディントンズビター
ボディントンズビター  イギリスで人気のある有名ビールの1つで、クリーミーな泡立ちと滑らかなのど越しが特徴。ブルワリーはマンチェスター地方にあり、マンチェスターを代表するビールともいえる。これも一気に飲むのではなく、じっくりと味わって飲みたい。
◆オイスタースタウト
オイスタースタウト  5月中旬に入荷したばかりのダークエール。ギネスほど苦くなく、さっぱりとした味わい。店員さんは「シャープな味」と説明してくれましたが、藍田はシャープな味が分からなかった。原料にカキを使ったビールということは、鍋と合うってこと?
◆ドックス・ボロックス
ドックス・ボロックス  ホップの風味が生きた黄金色のエール。密かにフルーティーな味わいで、軽いのど越し。ろ過、加熱処理をしていないエールを日本でも味わえるよう英国から原料を輸入し、日本で作られているため生きた酵母を味わえる。
◆ドライブラックソーン
ドライブラックソーン  サイダーとは言っても、清涼飲料水ではありません。アルコール度5・9%の生サイダーで、シャンパンの味わいに似ている。英国全土で2番目のサイダーブランドで、日本でも1番売れているという。
◆サークルマスター
サークルマスター  英国のオーガニックエール。無農薬栽培のモルトと自然栽培のホップが原料となっている。柑橘系の香りながら味わいはスパイシー。苦味と甘味が交じったような後味と、一口でいくつもの味覚が楽しめる。
◆フィドラーズ・エルボウ
フィドラーズ・エルボウ  とにかくのど越しがさわやか。のどが乾いたときに一気に飲みたいビールだ。少し酸味を感じさせる口あたりだが、後味は実にフルーティー。女性におすすめのエール。
◆ホブゴブリン
ホブゴブリン  まずは、ラベルに注目。斧を振りかざすゴブリンのあでやかなラベルは、インテリアになりそう。もちろん、中身もおいしいので現在、英国全土で最も売れているビンビールで、国際的な賞も受賞している。ペールモルトとチョコレートモルトを少しあわせて発酵されたエールは、黄褐色系のレッドの輝き。
◆チェダー・シェパーズパイ
チェダー・シェパーズパイ  牛挽肉と玉ねぎをハーブを効かせて煮込んだソースにチーズの入ったマッシュポテトを乗せ、焼き上げたもの。パイ生地で包んではいないため、感覚としてはミートポテトに近い。添えられたグリーンピースとの相性は抜群で、今回、最も人気のあった一品。
◆シーザーサラダ
シーザーサラダ  レタスとトマトのサラダにアンチョビのドレッシング、クルトンとパルメザン・チーズのスライス。
◆フィッシュ&チップス
フィッシュ&チップス  英国の伝統的な料理。タラのフライとフライドポテト。フィッシュは柔らかくてグッド。
◆バンガーズ&マッシュ
バンガーズ&マッシュ  オニオングレービーのかかったイングリッシュソーセージとマッシュポテト。ベークドビーンズ添え。脇役ながら、カラカラに炒めたオニオンがいい味を出している。気になる存在。
◆ベーコン&エッグ・サンド
ベーコン&エッグ・サンド  伝統的なイギリスの朝食サンド。お酒のつまみにも実は合う?
◆ローストビーフ・サンドウィッチ
ローストビーフ・サンドウィッチ  プライム・ロースト・ビーフにイングリッシュ・マスタード添え。食べごたえあり!
◆オールデイ・イングリッシュ・ブレックファースト
オールデイ・イングリッシュ・ブレックファースト  ソーセージ、ベーコン、フライドエッグ、フライドトマト、フライドマッシュルーム、ベークドビーンズとトースト。毎朝これを食べれば、栄養価抜群!

 このほか、メニューにはベルギーの「白ビール」や、ギネス、ハイネケン等々、さまざまな種類がありましたが、メンバー全員で飲み尽くしました。料理もこのほか、ホブゴブリン特製シチュー、ローストビーフ、ローストラム等々、たらふく食べた〜。

パブは店内一体型

ダーツ

 日本にスポーツバーってたくさんありますが、「パブ」と「バー」の違いって? 藍田の疑問に小林店長はこう答えてくれました。

 「バーはたくさんの仲間と一緒に行くところ。パブは1人で行っても、他の客や店員と盛り上がれるところ」。ホブゴブリンは、スポーツパブとして店の一体感を大切にしているとのことです。

 店内では常時、プラズマテレビでスポーツのライブ放送を流しています。英国で人気のあるプレミアリーグやラグビー中継放送があるときは、未明まで営業を延長してくれるため、ファン同士ですごく盛り上がります。もちろん、ここは日本なので、日本スポーツのビッグイベントも随時放送。6月2日午前4時キックオフ予定の日本−イングランドも放送する方向で検討しているとか。試合当時は、日英のファン同士で熱い応援合戦が展開されるかもしれません。

おいしい自腹金額
今回
10000円

通算
1万8530円

 今回は本当に飲みまくり、食べまくったという感じです。ダーツもできたし、言うことなし! しかし「自腹での取材だ」と事前に忠告したにもかかわらず、「ただ飲みできる」と勘違いして来た後輩、アルバイト君たちがゾロゾロ。会計は計3万8800円ながら、藍田は1万円をつぎ込むことに。うーん。第4弾にして最大の出費。アイスランドも加えてイングランドでの2試合分と考えれば、安いものか…。次回の企画は成立するのでしょうか。懐具合が気になりだしました。


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◆小林店長が見る日本、イングランドのサポーター

小林店長(左)とスタッフの方々
笑顔の小林店長(左)とスタッフの方々

 小林店長は日本代表戦を通し、サポーターの成熟度が分かるといいます。「中田選手が代表戦に出るか出ないかで、客の入り方が違う」。中田選手が故障欠場した4月のハンガリー、チェコ代表戦の当日は、出場した試合よりも客の入りが悪かったといいます。

 「日本のサポーターは、出場選手を見て試合を選んでいるところがある。つまり、やる前から『中田がいないから…』という言い訳を心の中で感じながら見ているような。その点、イングランドのサポーターは言い訳はしない。『サッカーは11人でやるスポーツ』との意識がはっきりしているから、だれが出場しようが、ベッカムがいようがいまいが、関係ない。常に目標はNO.1。勝てば、猛烈に喜ぶ反面、負けると痛烈に批判。国に対する誇り度と言うのか、そこが日本と違うところだ。さすが、サッカーの母国だけある」。

 イケメンのベッカム、オーウェンらを擁するイングランド代表は、日本でも非常に人気があります。特にベッカムは愛人問題、移籍問題を含め、地元メディアをにぎわせていると伝わっていますが、「代表選手」というくくりでは、単なる一選手としてしか見られていないようです。やはり歴史がある分だけ、サポーターの目も肥えているのでしょうか。

 「だから、日本がイングランドで試合をするということ自体が、貴重な体験になる。もちろん勝って欲しいし、勝つことは重要だが、欧州全体の目が集まる場所で活躍すれば、選手個人としての可能性も広がる。チャンスを生かして欲しい」。


ホブゴブリン六本木
住所 東京都港区六本木3の16の33青葉六本木ビル1F
交通 六本木駅(日比谷線・大江戸戦)500メートル
六本木1丁目駅(南北線)696メートル
電話 Tel:03・3568・1280
Fax:03・3568・1285

ホームページは
http://www.hobgoblin-tokyo.com/
http://www.hobgoblin-tokyo.com/jp/hobgoblin.html

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★イングランド(England)

地図

 英国(グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国、United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)を構成する「王国」の1つ。イングランドの名称は、アングル人の国を意味する「Engla-lond」に由来する。1066年ノルマンディー公ギヨームがイングランドに侵攻。ウィリアム1世(征服王)として即位し、ノルマン朝を始めたのが、イングランド王国の基礎となった。

 グレートブリテン島の南部約3分の2を占め、北方はスコットランドに、西方はウェールズと接する。大部分はなだらかな地形だが、北方は山岳。人種は主にアングロサクソン及びケルト系で、主な言語は英語。宗教は英国国教が多い。時差は日本時間マイナス9。現在はサマータイム期間なので、マイナス8。

 ロンドンは、北緯51度に位置し、樺太の中央部と同じくらいの緯度となるため夏は涼しく、冬はメキシコ湾からやってくる暖流のおかげで温暖な気候となっている。日照時間は長く、サマータイムが実施されている夏でも夜9時頃まで明るい。その反面、冬は午後3時には日没することもある。5〜8月の天候が比較的安定しており、観光のベストシーズン。

 今回、試合を行うマンチェスター(Manchester)は、イングランド北西部の都市。豊富な石炭があったことから18世紀には綿工業を中心とした産業革命で発展を遂げた。学生の多い学園都市、ピーターラビットの故郷があることでも知られている

★アイスランド共和国(Republic of Iceland)

地図

 北欧、大西洋にある島国で、グリーンランドと英国の間にあるフェロー諸島北西部に位置する。面積は日本の約4分の1の10・3万キロ平方メートルで、欧州ではグレートブリテン島に次ぐ大きさの島。首都はレイキャビク。人種は主に北方ゲルマン系で人口約30万人のうち約18万人が首都圏に住む。言語はアイスランド語、宗教は大多数が福音ルーテル教。

 「アイスランド」の名は、沿海に流氷が浮かんでいるのを開拓者が見て命名したと言われている。9世紀末から10世紀にかけてノルウェー人と、スコットランド及びアイルランドのケルト人が移住、定住したのが始まり。930年に発足した世界最古の議会であるオルシングを誇りとしている。1918年に独立するまで300年ほどノルウェーやデンマークの支配下にあり、1944年に共和国となるまでデンマーク王の支配下にあった。

 欧州最大の氷河を持ち、火山活動も世界有数。その「氷と火」の作り出した景観は「地球上で最も月に近い」ともいわれ、実際アポロ計画の宇宙飛行士達は月を想定してアイスランドで訓練を行っている。また、夏は白夜、冬はオーロラが見られる。


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