黒部初選出!ジーコ日本米遠征23人発表
初の日本代表入りに黒部がストライカー宣言だ。日本サッカー協会は17日、今月23日からの米国遠征メンバー23人を発表した。得点力不足を指摘されるFWに京都のエース黒部光昭(25)を初めて招集した。黒部は昨季、高原直泰、中山雅史に続く日本人3位のリーグ13得点。両足からの決定力と強烈なヘディングで代表でのゴール量産を狙う。中田英寿(パルマ)川口能活(ポーツマス)ら欧州組7人、昨年のW杯代表だったDF宮本恒靖(G大阪)森岡隆三(清水)も招集された。
念願のジャパンブルーに身を包むことになった黒部が言い切った。「FWは点を取ることが仕事。選ばれてもやることは一緒」。報道陣に囲まれた輪の中で、黒部がストライカーを宣言した。「ずっとアピールを続けていれば、必ずチャンスがあると思っていた。早くチームの一員として雰囲気を味わいたい」。
元日の天皇杯決勝弾。鹿島のセレーゾ監督に「ジーコに報告する必要がある」と認められた。五輪代表との練習試合を視察したエドゥーTAも「ペナルティーエリア内で存在感がある」。慢性的な得点力不足に悩む日本代表にとって、黒部選出は当然の成りゆきだった。01年J2時代に日本人トップの30得点。02年は高原、中山に続く日本人3位のリーグ戦13得点。強いフィジカルと自慢のヘディングに加え、両足からの決定力で代表入り間近とささやかれてきたが、地道な努力でようやく表舞台を引き寄せた。
自らを「雑草」と呼ぶ。全国的にまったく無名の徳島商時代。卒業前にはG大阪練習生になったが「FWはいらないから」と紹介された福岡大に進学。初めての代表選出は大学2年のユニバーシアードだった。「才能がない人間は努力しないとやっていけない」。やめろと言われても続けるシュート練習が日課。しかし、99年全日本大学スペイン遠征で6試合5得点。同年ユニバーシアード決勝トーナメントは3試合1得点1アシスト。陽の目が当たらなかった「雑草」は芽を出しさえすれば、必ず結果を出してきた。
「代表の試合はほとんど見ていない。何で自分が出ていないのかと思うと悔しくなる」。昨秋アルゼンチン戦は開始20分でTVのスイッチを切った。強烈な代表への憧れとライバル心。しかし、ついに現実となった。「ボクにとってのサッカーは点を取ること」。27日ウルグアイ戦、30日アメリカ戦。雑草が、京都の黒部から日本の黒部になる。
2003/3/18/09:36
写真=ジーコ監督(右)は、日本代表メンバーを厳しい表情で発表する
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