大久保、東アジア選手権の本登録入り誓う
アテネ五輪を目指すU−22(22歳以下)代表のエースストライカー大久保嘉人(20=C大阪)が、日本代表にステップアップするチャンスを得た。日本サッカー協会は13日、東アジア選手権(28日開幕)の日本代表候補(予備登録)選手30人を発表。五輪世代からは大久保のほか、MF松井大輔(22=京都)、石川直宏(22=東京)も名を連ねた。ジーコ監督(50)はこのうち1人を大会登録メンバーの20人に残したい意向だ。大久保は「06年W杯でピッチに立ちたい。代表は夢だった」と本登録入りを誓った。
「今日が発表ということさえ知らなかった」。これが大久保の第一声だった。驚きとワクワクする気持ちが抑え切れない。小学1年でサッカーを始めてからの夢。五輪世代のエースストライカーが、「候補」ではあるがついに日本代表の座を射止めた。
04年アテネ五輪に向けてアジア2次予選ミャンマー戦を勝ったばかり。気持ちは五輪とチームに集中していた。それでも夢のために努力は惜しまなかった。「U−22のメンバーとしてアテネを目指しているが、いずれ日本代表に入れるようにと頑張ってきた」。1日ミャンマー戦ではペナルティーエリア内でドリブル4人抜きを演じてゴール。「今までやってきたことが評価されたと思うし、いつも通りのプレーをしたい」。突破力と決定力を武器に、1つ上の世代に殴り込みをかける意気込みだ。
以前から五輪はサッカー人生の通過点、将来は海外でプレーしたいと公言してきた。何度か日本代表入りのうわさも耳に入ったが「まずはレベルアップすること」と自らを律してきた。だからこそ「思いもよらなかったのでムチャクチャうれしい。夢の第1歩」と素直に喜んだ。世界へ羽ばたくきっかけをつかんだ。
ただ、25日から始まる東アジア選手権合宿に参加できるのは21人。早ければ20日にも今回選考の30人から絞り込みが行われる。ジーコ監督は「現時点で(五輪世代)3人の中から1人が残る」と明言した。そして17日のC大阪−磐田戦(長居)を視察する予定だ。「06年W杯でピッチに立つ大きな目標がある。それに向けてJリーグ中断までの残り2試合で1点でも多く取り、予備登録から本登録に入れるように頑張りたい」。将来の日本を背負う男が牙を研ぐ。
[2003/5/14/07:28 紙面から]
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