山瀬が帰ってきた!U−22NZ戦代表発表
アテネ五輪世代の元祖エースMF山瀬功治(21=浦和)が、9カ月ぶりにU−22(22歳以下)日本代表復帰を果たした。日本サッカー協会は14日、ニュージーランド(NZ)代表戦(21日、神戸ウイング)に臨む代表を発表。同世代が01年ワールドユース選手権(アルゼンチン)に出場した時の不動の司令塔は昨年8月の御殿場合宿以来の代表入り。右ひざ前十字じん帯断裂の大けがを乗り越え、悲願の五輪出場を目指してカムバックする。
もう完全復活と言っていい。山瀬がエースとして君臨していたアテネ五輪世代の表舞台に戻ってきた。11日の神戸戦ではU−22日本代表の石井コーチの視察を受けるなど、復帰は秒読みとされていた。昨年8月の御殿場合宿以来の復帰となる山瀬は「久しぶりの代表ですけど、あせってもしようがないのでマイペースで頑張ろうと思います」と決意を新たにした。
五輪出場への強い意欲が復帰を早めた。右ひざ前十字じん帯断裂のリハビリ期間中に浦和に移籍した山瀬は当初、クラブ側との話し合いでJリーグ中断後の7月、あるいは8月の第2ステージ開幕からの復帰を想定していた。しかしJリーグ開幕前の3月上旬にはチーム練習をほぼ消化するまでに回復。元ブラジル代表でトップ下に入る予定だったエジムンドの退団直後の4月6日の名古屋戦で初ベンチ入りし、最近は3試合連続で先発出場した。「自分から代表に入れてくれとは言えないですし。常にアピールするしかない」と復活へ自信も持っていた。
9カ月のブランク期間に同じ世代の仲間が急成長を遂げた。松井(京都)大久保(C大阪)がエースとしてチームを引っ張り、A代表候補入りも果たした。W杯、五輪出場を目標に掲げて浦和に移籍してきただけに先を越されたことになる。しかし、時間はある。五輪アジア最終予選が来年3月に延期され、フルコンディションに戻せる期間ができた。5月上旬のミャンマー戦2戦を含め「いつも1つのゲームとしてみている」と、冷静に戻るべきチームの動向も追っていた。
山瀬は「自分はこの代表候補で1回しか呼ばれていない。戻るというよりも新しいチームに入るという感じです」。フレッシュな気持ちで慣れ親しんだ代表に合流する。この世代屈指の司令塔、かつて「エース」と呼ばれた男が、再びアテネ五輪へのスタートラインに立つ。【藤中栄二】
[2003/5/15/09:35 紙面から]
写真=5日の清水戦で先発フル出場した山瀬
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