高原、ジーコ監督に日程考慮を直談判へ
【ハンブルク(ドイツ)12日=西村友通信員】ハンブルガーSVのFW高原直泰(24)が今後の日本代表招集について、来週の帰国時にジーコ代表監督(50)と話し合いたい意向を示した。20日ナイジェリア戦(国立)への出場には納得しているが、今後は欧州のリーグ日程を考慮してもらうことを申し入れるとみられる。今季の高原はHSVでエース昇格のチャンスを迎えている上、UEFA杯出場も予定されており、飛躍のシーズンとするべく、「日程緩和」を訴える構えだ。
高原が欧州勢を強行招集したジーコ監督に「直談判」する。この日、午前の練習終了時に「今回は(日本に)帰ってプレーして、今後の予定をきっちり話し合いたいと思っています」と話した。「直接、話さないと伝わらないこともあるし」とジーコ監督と直接交渉するつもりだ。ブンデス2シーズン目を迎え、自分に与えられるスケジュールを把握しておきたいのだ。
既に、HSVのヤラ監督がけん制球を投げている。ドイツのメディアに「今回の招集は仕方ない。だが、12月の東アジア選手権の際は高原を派遣できない」と明言した。12月は、リーグ中断直前の大事な時期であり、東アジア選手権の開催が国際Aマッチデーでないことが理由だ。さらに今季のHSVにはUEFA杯がある。高原にとっても初の欧州カップ戦挑戦になり、昨季以上のハードスケジュールが強いられる。こうしたクラブ事情を説明する必要がある。
今回の一時帰国も、きついはずだ。17日のボルフスブルク戦では、不調と腰の痛みを抱えたエースFWロメオに代わっての先発出場が確定的。24日の大一番バイエルン戦には「ぜひ勝ちたい」と闘志を燃やしている。チームはまだ勝ち星がないが、自身はチーム唯一のゴールを挙げるなど好調で、一気にエースの座を奪えるチャンス。HSVに専念する方が賢明ともみられていた。
だが、納得した。「今回は行かなきゃいけないと思っています」。6月のキリン杯、コンフェデレーションズ杯では4試合で無得点とさえず、そのリベンジもある。「飛行機の(移動)時間を使って体調管理します」。一時帰国がハンディにならないよう全力を尽くすしかない。ジーコ監督に「日程緩和」を理解してもらえば何よりの収穫だ。
[2003/8/13/10:03 紙面から]
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