坪井がムトゥ止める!11日ルーマニア戦
DF坪井慶介(24=浦和)がルーマニア代表エースの完封に自信をみせた。8日のナビスコ杯準決勝第2戦を終え、9日深夜にブカレスト入りした坪井、山田暢久(28=浦和)三都主アレサンドロ(26=清水)のDF陣は10日、日本代表練習に合流。中1日で先発出場する坪井は、同国代表FWムトゥ(24=チェルシー)の動きを封じ、無失点に抑え切る強い意欲をみせた。FW高原直泰(24=ハンブルガーSV)も合流しベスト布陣となった日本は今日11日にルーマニアと対戦する。
寒風の吹く試合会場のディナモ競技場で坪井は余裕さえ感じさせた。試合前日の最終調整ではジーコ監督の指示で中沢と主力メンバーのセンターバックコンビを組んだ。練習中はあえて守備の確認をしなかった。だがコンビネーションへの不安はない。「お互い(日本代表の)試合を経験しているし、お互いジーコ監督の4バックは分かっていますから」と戦術理解ができたDFレギュラーとしての自覚をのぞかせた。
ルーマニア代表FWムトゥの完封しか頭にない。坪井は「間違いなく世界トップクラスの選手。チュニジア戦(8日、1−0)での無失点といういいムードを途絶えさせないようにしたい」と口調を強めた。ムトゥはジーコ監督も「ロナウジーニョ(バルセロナ)のようでフェイントがうまい。カウンターも速い」と警戒するストライカー。初めて中沢とDFコンビを組むだけに、その対策が不可欠となる。
昨季までパルマでムトゥとプレーしていた主将の中田は坪井には何とも心強い存在だ。「ヒデさんにムトゥのことを聞く予定です。ビデオでもみたことないですから」とルーマニアの得点源を完封するイメージをふくらませた。
ハード日程を乗り越える体調管理もしてきた。8日のナビスコ杯準決勝第2戦(清水戦)を終え、その日のうちに、さいたま市から千葉・成田まで移動。時差ボケを防ぐために飛行機での移動中も睡眠を我慢した。「試合に出る準備はできています」と坪井。一緒にブカレスト入りした山田暢も「しっかり守って攻撃参加したい」と言えば、三都主も「三浦とはタイプの違いはない」とチュニジア戦で完封した「急造」DF陣にライバル心をみせていた。【藤中栄二】
[2003/10/11/09:23 紙面から]
写真=ルーマニア代表エースの完封に自信をみせたDF坪井
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