U20高さの平山&速さの坂田で2トップ
【ドバイ(UAE)11日=山下健二郎】ワールドユース選手権のU−20(20歳以下)日本代表が、高さとスピードで王国ブラジルを倒す。きょう12日の準々決勝で大型FW平山相太(18=国見高)と得点ランクトップタイの坂田大輔(20=横浜)が今大会初めて2トップを組み、スタメン出場する可能性が高まった。11日の練習で主力組に入り、約20分間の戦術確認を行った。個人技で勝る王国を前線でかき回し、2大会ぶりのベスト4を狙う。
王国ブラジルとの決戦に「攻撃の切り札」2枚が、スタートから投入される。試合前日の最終調整で、今大会初めて平山と坂田が同時に主力組のビブスをつけた。DFラインからのボールが中盤を経て、189センチの平山へ。頭でゴール前に落とされたボールを走り込んだ坂田が思い切りよくゴールへ蹴り込んだ。
高さを武器とするポストプレーヤーの平山と、スピードのあるドリブル突破と決定力を持つ坂田。相手の疲労が出始める後半途中からの出場で結果を残した2人だが、大熊監督は「韓国戦のように先制されてから巻き返すのは難しい。3つしかない交代枠をうまく使う必要もある」と、先手必勝に出るつもりだ。
1次リーグのエジプト戦で決勝ゴールを挙げ、今大会初スタメンに抜てきされる平山は「坂田さんからはFWが縦になって攻撃の起点を広げようと言われた。役割がはっきりしているので、やりやすい」と約20分間のコンビ練習に手応えを感じた様子だ。一方の坂田は決勝トーナメント1回戦を終えた時点で4得点をマーク。得点ランクトップタイでブラジル側も警戒しているだけに「状況によって平山もDFの裏のスペースを突けるように、自分が起点になれれば」と攻撃のイメージを膨らませた。
中3日で準々決勝を迎える日本に対して、ブラジルは中2日。9日のスロバキア戦では延長戦を戦っており、体力面では日本が有利に立つ。若き日本代表がワールドユースに新たな歴史を刻む戦いに挑む。
[2003/12/12/08:52 紙面から]
写真=坂田大輔はミニゲームで山口慶(右)のマークをはずしヘディングでゴールを狙う(撮影・たえ見朱実)
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