U23平山、ロシア戦で3世代3戦連発だ
怪物FWが切り札としてロシアA代表に挑む。U−23(23歳以下)日本代表は11日、欧州選手権の予選メンバー9人を含むロシアA代表と親善試合(静岡)で対戦する。8日イラン戦で先制ゴールを決めたFW平山相太(18=国見高)は、今回途中出場が濃厚だ。FIFAランク24位と格上のロシアA代表相手に劣勢が予想されるだけに、流れを変えるスーパーサブとしてゴールを狙う。
初めてA代表に挑む大器が、今度は切り札として起用される。静岡スタジアムでの公式練習。控え組の平山は、残り15分で0−0を想定したフォーメーション練習で主力組に加わった。どうしてもゴールが欲しい場面で、常に好結果を出してきた18歳。「出番はある」と、山本監督が流れを変えるスーパーサブに指名した。
平山が控えに回るのは、故障明けのFW高松を試すためだ。「体の使い方もまだまだ。頑張るだけ」と話すが、U−23代表デビューの8日イラン戦で前半19分に先制弾。今度はロシアA代表に途中出場でどこまで通じるか注目される。Uー20代表だった昨年12月のエジプト戦では、後半23分から出場して決勝ゴール。勝負強さは実証済みだ。
ロシアは02年W杯日韓大会1次リーグで日本に0−1で敗れたが、若返りを図って今夏の欧州選手権出場を決めた。今回は予選を勝ち抜いた代表9人、日韓W杯出場のDFオノプコ、FWシチョフもいる。特にオノプコは99年から主将を務めるロシアの壁。189センチの長身で空中戦に強く、絶対的なリーダーシップで平山の前に立ちはだかる。
3階級を飛び越える平山には、経験を糧に成長する勢いがある。緊急招集されたワールドユース選手権は2得点。U−23代表でも初戦で答えを出した。「ロシア? 日本がW杯で初勝利を挙げたチーム。強さを経験し、出れば点を取りたい」と気後れはない。わずか2カ月で、3世代にわたる3試合連続ゴールの期待がかかる。限られた出場時間で、無限の可能性をもつ若武者がA代表の壁も越える。【中村基也】
[2004/2/11/08:56 紙面から]
写真=ロシア戦を前に、セットプレーの練習でダッシュする平山(撮影・加藤哉)
|