ジーコ監督、06年で監督業引退
【ブダペスト22日=岡本学、永井孝昌】日本代表のジーコ監督(51)が東欧遠征2日目の練習後、06年W杯ドイツ大会を最後に監督業を引退する意向を表明した。仮にブラジル代表、またJリーグのクラブからオファーがあっても受けない考えを示した。2月のW杯アジア1次予選オマーン戦以降、さまざまな批判を受けているが、06年W杯まで日本代表監督の職務に全精力を傾ける。
ジーコ監督は愛する日本のため、自らのサッカー人生のすべてをかけて06年W杯ドイツ大会まで戦う決意を表明した。
ジーコ「前にも言った通り、大好きな日本サッカーのため、まだ、何かできると思って日本代表監督の職を引き受けた。ほかの国で監督をやる気はない。絶対というのはないかもしれないが、06年以降、監督をやることはたぶんないでしょう」。
時折、笑顔を交えながらも目は真剣。この日のハンガリー紙に同様のコメントが掲載されたが、あらためて日本の報道陣へ、日本代表を最後に監督業からリタイアする意向を明確に示した。
ジーコ「Jリーグからのオファーも受けない。ブラジル代表? それだけは絶対にやらない」。
余計なことは考えている暇はない。ただ、引き受けた日本代表監督の職務を遂行することに集中するだけ。W杯アジア1次予選のオマーン戦(2月18日)では1−0、そしてシンガポール戦(3月31日)では2−1と、共に1点差の辛勝だった。「国内組を使え」と欧州組優遇の采配に批判も集まっているのも事実だが、ジーコ監督はW杯ドイツ大会へ全精力を傾けるつもりでいる。
ジーコ「今は06年W杯へ日本を出場させるプロジェクトしか頭にない。オレの後がまはいくらでもいるから、いつでも辞められるよ(笑い)」。
12年前に鹿島へやってきた。日本のサッカーはJリーグ発足とジーコの尽力などもあって急速にレベルアップした。しかし、W杯では02年に初めてベスト16に入ったばかりと、まだまだ、世界のトップとの実力差はあるのは確か。その差を埋めるべく、ジーコ監督はこれまで培ったノウハウ、技術の集大成を信念を持って日本代表に注入するつもりでいる。
[2004/4/23/09:35 紙面から]
写真=シュート練習を行う三都主(左)に声を掛けるジーコ監督(撮影・西尾就之)
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