上田日本、狙えアベックメダル/五輪予選
<女子サッカーアテネ五輪アジア予選:日本3−0北朝鮮>◇準決勝◇24日◇国立
冷たい水がほてった体に心地よかった。たくましく成長した選手からウオーターシャワーを浴びた後、スタンドに勝利を報告した。
上田栄治監督「思いもよらない3−0の結果にはいくつか要因があったと思います。選手がひたむきにプレーしたこと。スタッフが勝利へ向けてまっとうしてくれたこと。協会も強化をしてくれた。そして多くのサポーターのおかげです」。
男子と同じ国立競技場で五輪切符を獲得。男女アベック出場が決まった。
スタートは大敗だった。上田ジャパンの初陣、02年8月27日の中国戦は0−4とたたきのめされた。初勝利は5戦目。北朝鮮にも2度敗れていた。それでも上田監督はチームの成長に確信を持っていた。「最初のミーティングで目が違ってた。それを見て頭の中が真っ白になった。真剣にうまくなろうとしていた」。昨年だけで133日を数えた遠征、合宿。メキシコとのプレーオフを制してW杯米国大会も出場。実に代表戦15試合をこなしてこの予選に備えた。
「やれることはやりました。モチベーションビデオも見せたし北朝鮮の弱点ビデオも。4バックに変えたのはW杯に出て(3バックでは)世界のトップと戦えないと思ったから」。徹底した弱点狙いで左サイドを突破。2点目のオウンゴールが生まれた。「今までのベストゲーム」と絶賛した。それでも試合後は気持ちを切り替え「五輪でメダルを狙おう。決勝戦は五輪への準備として大事に戦おう」。上田ジャパンが女子サッカー史に大きな足跡を刻んでいく。【田 誠】
[2004/4/25/09:31 紙面から]
写真=後半19分、3点目を決めた大谷(左から2人目)の頭をなでる沢(左)らイレブン(撮影・浅見桂子)
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