ジーコ監督、市原で茶野に続く宝探し
ジーコジャパンがJリーグで2位と好調なオシム市原から2匹目のドジョウを狙う。4月28日にFIFAランク9位のチェコに勝利した同26位日本代表が30日、11日間の東欧遠征から帰国した。故障者に代わって緊急招集した市原DF茶野隆行(27)を高く評価したジーコ監督(51)は、明日2日の市原−柏戦(市原臨海)からJリーグを視察する。今月末のイングランド遠征に向けた新戦力の発掘に取りかかる。
東欧遠征で国内組のレベルアップに確かな手応えをつかんだジーコ監督が、新戦力探しの旅へ出る。まず手始めが市原。「(2日は)ジェフ戦を見に行く。ゴールデンウイーク中なので渋滞の場合はテレビ観戦する」と18日の新潟戦(国立)に続いて市原を視察する予定にしている。
日本代表のチーム関係者によるとジーコ監督はDF宮本、中沢の故障で緊急招集した茶野のプレーぶりを高く評価。「ジェフにはまじめに頑張っている選手がいる」と漏らしたという。今月末のイングランド遠征、さらに6月9日のW杯アジア1次予選インド戦(埼玉)に、東欧遠征のように故障者が出る可能性は十分ある。「イングランド遠征の詳細? いずれにしても誰を呼ぶか。メンバーを決定してから」。Jリーグ視察で国内組から茶野に続く2匹目のドジョウを狙う。その一番手がオシム市原だった。
市原の4月の休日は1日だけだった。年間、練習試合だけでも50〜60試合を消化。オシム監督の下、シーズン中にもハードな練習が課され、若手中心のメンバーは成長を続けている。市原では走れない選手、練習や試合でリスクを冒して勝負しない選手は使ってもらえない。ジーコ監督の目にとまり、今回の遠征で初招集された茶野はハンガリー戦でPKこそ献上したが、金星を挙げたチェコ戦を含む2戦にストッパーとして活躍。フィジカルコンディションの高さも見せてオシム市原の評価をさらに高める結果を残した。
市原には3月のアテネ五輪アジア最終予選日本ラウンドで活躍したMF阿部のほかに、左ウイングバックの村井、トップ下の羽生、ボランチの佐藤、安定した守備を見せるGK櫛野といったイキのいい選手がいる。ジーコ監督の新戦力探しのスタートにはうってつけのチームといえる。【岡本学】
[2004/5/1/09:06 紙面から]
写真=ドイツW杯カウントダウンイベントに出席したジーコ監督(右)は、ベッケンバウアー氏との記念撮影で笑顔を見せる(撮影・鹿野芳博)
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