ジーコ監督指名!久保がインド戦切り札
【チェシャー(英国)26日=田 誠、西尾雅治】日本代表ジーコ監督(51)が、FW久保竜彦(27)をW杯1次予選インド戦の切り札に指名した。英国合宿がスタートしたが、右ヒザ痛の久保と会談し、別メニュー調整を指示した。アイスランド代表、イングランド代表との親善試合を控えるが、照準は6月9日のインド戦。代表戦で2戦連続ゴール中の切り札を万全な状態でW杯予選に臨ませる方針が決まった。
ジーコ監督が練習前に久保を呼び寄せた。マンチェスターから車で30分ほど離れた宿舎の敷地内にあるグラウンド。森川チームドクターを交えた5分間の会談で「1番重要なのは(6月)9日なのでそれに合わせていけ」とインド戦に照準を絞った調整を指示した。
久保は23日のJリーグ名古屋戦に途中出場し、視察したジーコ監督も「プレーで問題はない」と代表に招集した。森川ドクターも「そんなに痛みが強いわけじゃない。ただ、本番は9日なので慎重に対応していく」と出場可能な状態であることを明かした。だが、ジーコ監督は「1番大切な試合に備えさせる。ここに来て無理してやってもしょうがない」と、久保に関しては故障回復を最優先させることが決まった。
30日にアイスランド代表戦、6月1日にはイングランド代表戦が控える。今回、FW陣は高原、柳沢、鈴木の欧州組を加えて6人が招集された。だれがインド戦のピッチに立つか、生き残りをかけた遠征でもある。W杯予選の登録は18人。インド戦のFW枠は4人で2人がベンチ入りメンバーから脱落するが、すでに久保には「当確ランプ」がともり、先発2トップの有力候補であることも明らかになった。
この日、久保は軽いランニングとチューブを使ったヒザの強化運動などで切り上げた。「まだ痛みはある」と言うものの、穏やかな表情を見せた。東欧遠征(ハンガリー、チェコ戦)で2戦連発の切り札が、内容も結果も問われるインド戦に照準を絞って調整をスタートさせる。
[2004/5/27/08:03 紙面から]
|