山本監督「高原を五輪に呼ぶ」
【アテネ10日=中村基也】各国代表者による五輪監督会議が、当地のホテルで行われたこの日、現地入りしている五輪代表の山本昌邦監督(46)がオーバーエージ(OA)としてFW高原直泰(25=ハンブルガーSV)MF小野伸二(24=フェイエノールト)GK曽ケ端準(24=鹿島)の招集を日本協会を伝えていたことを初めて明かした。肺動脈血栓塞栓(そくせん)を発症している高原についても、招集を強く希望した。
山本監督の気持ちは、やはり固かった。高原について「日本に帰ってから、代表のチームドクターに聞いて間に合えば連れて行きたい」と話した。田中、大久保、平山、高松がしのぎを削るFW争い。それでも、世界と戦うために、もう1段階上の得点力アップにこだわっていた。
「非常に悩んだ末に、たくさんの選択肢からチームのレベルアップに必要な選手を伝えた。協会には前々から言っていた」。現在、静養中の高原は帰国日も未定で病状回復を待つ段階。それでも、山本監督は磐田コーチ時代の教え子である高原の力が必要だと判断した。アルゼンチン、ドイツでの海外経験、02年Jリーグ得点王の実績もある。さらに山本サッカーの理解者でもある。いきなり合流しても、チームを引っ張って山本イズムを五輪世代に伝える役目も託す。
小野、曽ケ端を含めた3人についても「ジーコ監督からベストチョイスと言われた」と笑顔を見せた。発表合流時期については「できるだけ早くが希望だが、協会に任せている」と話した。3人ともクラブ側の了承が取れれば、7月6日からの石垣島合宿から合流する可能性もある。
[2004/6/11/10:26 紙面から]
写真=五輪サッカー競技監督会議を前に談笑する山本昌邦監督(右)と上田栄治女子代表監督(撮影・加藤哉)
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