山本監督が五輪会場を視察
【ボロス(ギリシャ)11日=中村基也】五輪代表の山本昌邦監督(46)がイタリア戦(8月15日)ガーナ戦(同18日)を行うボロスを視察した。スタジアム、ホテルとも建設中とあって満足いく視察とはいかなかったが、1次リーグ突破へ収穫はあったようだ。3センチ強に刈られた粘着質の重い芝。パンテサリコ・スタジアムを訪れた指揮官は「ボールも走りそうで芝も悪くない。ホテルはまだ床も張っていない。覚悟して来るのと何も知らないのでは差が大きい」と話した。
「死のB組」を勝ち上がるにはV候補イタリアとドロー以上が必要。だが、欧州王者を率いるジェンティーレ監督はクセ者だ。代表キャップ72の名DFで、優勝した82年W杯ではマラドーナらを完封。優勝候補筆頭のブラジル戦では、ジーコ(現日本代表監督)を徹底マークし、シャツを引きちぎってまで勝利に貢献した。修羅場をくぐり抜けた男が相手だから、山本監督は組織委員会主催の視察ツアーを離れ、ボロスに1泊した。「ここはバスで来るしかない。トラブルは覚悟して、イライラしないようにしないと」。スタジアム前にそびえる山を指さして笑顔を見せた。「2000メートル級だから、夏でも涼しい風が来るらしいよ」。激戦が予想される戦地に2カ月後、再び戻ってくる。
[2004/6/12/07:43 紙面から]
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