小野「五輪OK」フェイエ新監督が容認
【ロッテルダム(オランダ)29日=エリーヌ・スウェーブルス通信員】フェイエノールトMF小野伸二(24)のアテネ五輪出場に、事実上のGOサインが出た。オーバーエージ(24歳以上)枠での五輪日本代表への招集に難色を示していたフェイエノールトのルート・フリット新監督(41)が、地元の週刊誌に小野を含む4選手の五輪出場を認める発言をした。日本サッカー協会は今日30日に関係者を現地に派遣。小野の招集についてクラブ側との最終交渉に入る。
小野のアテネ五輪出場へ、残されていた障害が取り除かれた。25日発売のオランダの週刊サッカー専門誌「フットボール・インターナショナル」が、フリット新監督のインタビューを掲載。主力選手が五輪代表に招集される可能性があることについて「監督としては、主力の不在は最悪のシナリオ。だが、彼らにとって、五輪で母国を代表するのは光栄なこと。行かせないわけにはいかない」と招集に応じる見解を述べた。
フェイエノールトからは小野をはじめ、DFサイディ(21=チュニジア)MF宋鐘国(25=韓国)ラゾビッチ(21=セルビア・モンテネグロ)の4選手が各国五輪代表へ招集される。来季からフェイエノールトを指揮する新監督は、8月17日開幕のリーグ戦で戦力が整わないことを理由に固辞する姿勢を見せていた。
フリット監督が招集を認めるとなれば、7月に開催される日本代表のアジア杯予備登録メンバーから小野を外し、OA枠で五輪に専念させる態勢を整えていた日本サッカー協会にとって願ってもない朗報となる。今日30日に、同協会の田嶋技術委員長が渡欧。難航すると思われていたクラブ側との最終交渉を前に、強烈な追い風となった。
小野は00年シドニー五輪にケガのため出場できず、アテネ五輪参加には「呼んでもらえるのならば、ぜひ出場したい」と強く希望していた。招集可能になればA代表での経験と実績を武器に、中盤での攻守の要として期待できる。五輪1次登録30人の提出期限は7月9日(最終登録は同16日)で、OA枠も同日までに正式決定する見込み。
また、フェイエノールトは来季の全選手の背番号を発表。レギュラー11人は若い番号が付けられ、小野は14から8番へ変更された。五輪招集に明るい見通しが立ち、新監督率いるクラブと代表の両方で司令塔を担う。
[2004/6/30/07:18 紙面から]
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