柳沢また腰痛…残るFW玉田ら3人だけ
日本代表が7日、広島ユースとの練習試合で、FW陣の不安を露呈した。6−0で勝ったものの、レギュラー組が出場した前半は1点のみ。右ひざ関節炎で代表を辞退したFW久保竜彦(28=横浜)に代わり、鈴木隆行(28=鹿島)が玉田と2トップを組んだが連係不足が目立った。FW柳沢敦(27=メッシーナ)は腰痛で別メニュー調整、アジア杯に向けて前線の駒不足が深刻化してきた。
明らかにポストプレーヤーがいなかった。主力が出場した前半、久保の離脱で玉田と2トップを組んだのは鈴木だった。前半21分に中村が起点となり、玉田の右クロスを鈴木が頭で合わせ先制した。しかし、前半はその1点だけ。ボールを支配しながら攻めきれない。中村がボールを持っても、出しどころがない…という場面が繰り返された。
本来なら久保が務めるポスト役が不在。その役目を任されたはずの鈴木はゴール前にとどまらず、左MF三都主の位置に流れたり、右MF加地よりも外側にいたり…。ゴール前に選手がいなかった。玉田は「連係がよくなかった。ちょっと広がり過ぎ。もっと2人が近くでやらないと」。三都主は「隆行がサイドに流れることが多くて戸惑った。コンビネーション確認をもう少ししないと。中がいなくなっちゃう」と、久保不在の大きさを口にした。トップ下の中村が「(FWが)流れちゃうからオレが(ゴール前に)飛び込まないと」と話すほどだった。
追い打ちをかけるようにFW柳沢が疲労性の腰痛でこの日別メニュー調整。ジーコ監督は後半から本来はMFの西をFWに抜てきした。西は「オレのFWはないでしょ」と話したが、ジーコ監督は「オプションの1つ。彼がいるというのは前から考えていた」と言い切った。アジア杯予備登録メンバー30人はすでに発表されており、最終登録の22人はこの中から選出しなければならない。今後、招集できるFWは浦和の永井のみ。FW陣の台所事情は厳しく、アジア杯連覇に暗雲が立ち込めた。【斉藤香織】
[2004/7/8/07:34 紙面から]
|