五輪代表一の働き者は徳永!出場時間首位
「ミスター山本ジャパン」が日本五輪代表のメダル取りの原動力となる。DF徳永悠平(20=早大)が、今日30日のベネズエラA代表戦で65分以上出場すれば、山本監督就任後の国際試合出場時間で五輪代表から落選したMF鈴木啓太(23=浦和)を抜いて、チームトップに立つ。東京でJリーグにも出場しているが、FW平山相太(19=筑波大)と同じアマチュア登録選手。信頼度NO・1の男が、五輪前最後の試合で勝って勲章に華を添える。
髪を短く刈り込んだ徳永が、右サイドに陣取った。都内のグラウンドで行われた前日練習。3戦連続無得点と山本ジャパンのワースト記録を更新する中、五輪前最後の試合を前に約90分、汗を流した。徳永は言った。「FWの問題だけでなく、サイドを崩していいボールを上げないと。明日の試合では、点を取ることを意識したい」。
02年7月末に山本監督が就任して以来、ベネズエラA代表戦は41試合目。1つ下の世代に当たる徳永は、当初のメンバーに入っていなかったが、03年1月のカタール国際で頭角を現した。以降はチームに定着し、25日のオーストラリア戦まで23試合、1906分もプレーし続けた。
五輪代表18人中、最長の出場時間は、監督からの信頼の高さを物語る。ベネズエラ戦で65分以上出場すれば、最終予選を主将として支えたMF鈴木さえ上回る。「よく分かりません」。重用された理由については首をかしげたが、欠かせない戦力に成長した。
最終ラインの一角と右ウイングバックを務める。外国人にも当たり負けしないフィジカルと守備力が持ち味。五輪代表でMF石川、DF茂庭のポジションを脅かし、特別指定選手としてプレーする東京では、A代表のDF加地からレギュラーを奪い取った。プロ選手と異なり、所属の早大では土のグラウンドで練習することも当たり前。Jリーガーに交じっても出場給や勝利給はもらえない。だが、金を払っても買えない貴重な経験をつかむため、国内最終戦のピッチに立つ。【佐々木一郎】
[2004/7/30/09:31 紙面から]
写真=練習で軽快な動きを見せる徳永
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