【マスカット(オマーン)14日=田 誠、西尾雅治、盧載鎭】オマーンを破ってW杯アジア1次予選突破を決めた日本代表ジーコ監督(51)が、神戸FWカズ(三浦和良=37)や磐田FW中山雅史(37)らを復帰させる仰天プランを披露した。1次予選最終戦のシンガポール戦(埼玉、11月17日)は「消化試合」となるが、フィオレンティーナMF中田英寿(27)やウェストブロミッチMF稲本潤一(25)にも復帰の舞台として打診する計画。すでに日本協会川淵三郎キャプテン(67)にも構想を伝え、11月上旬にメンバーを発表する。
試合後、宿舎に戻ったジーコ監督は川淵キャプテンと勝利の喜びを分かち合い、11月のシンガポール戦へ向けた構想を伝えた。
ジーコ監督「あくまでプランだが、代表で日本のために長年戦ってきた選手を感謝を込めて呼びたい。歴史を築いてくれた人たちにもう1度プレーしてもらいたい。もちろん余興じゃなく代表のユニホームを着て戦うからには(1次予選)6勝目を狙うのが大前提」。
2カ月前から描いていた構想とは35歳前後の元代表選手をW杯予選の公式戦に招集するというもの。すでに中山やカズの名前が挙がり、ジーコ監督は10人前後をリストアップしている。「彼らの頑張りがあって今がある。メンバーはこれから考える」。ドーハ組やジョホールバル組など往年の選手が数人、招集されることになりそう。1次予選突破を決めた「御礼マッチ」の色合いもにじむが、あくまでジーコ監督は「ベテラン勢? ベテランと呼ばないでくれ。もちろん勝ちに行く」と話した。
シンガポール戦はレジーナ中村ら欧州組を含めて主力選手は招集せず、故障から復帰を目指す中田英、稲本は「コンディションを確かめてみる」と受け入れの用意も明らかにした。
来年2月から始まる最終予選。その前に日本サッカー界の結束を固めたい。そんなジーコイズムが伝わってくる。川淵キャプテンも驚きを隠せず「これまで日本代表に尽くしてくれた選手を呼びたいと言われた。呼ばれた選手も喜ぶだろう」と賛同。「プランを出してくれたジーコ監督には本当に感謝している。(オマーン戦の采配を含め)立派な監督になった。あんなに我慢できない。おれなら無理だな」と再評価した。
チケット完売、6万観衆で埋まる埼玉スタジアムにどんなメンバーが登場するのか。2人の息子の誕生日を祝うために試合後、ブラジルへの帰途についたジーコ監督は11月上旬再来日。御礼マッチのメンバーをお披露めする。【田 誠】
[2004/10/15/12:10 紙面から]
写真=1次予選を突破したジーコ監督は、その日のうちにブラジルへ帰国
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