コンディションを完ぺきに整えてこい! 日本サッカー協会は17日、W杯アジア最終予選北朝鮮戦(来年2月9日、埼玉)の直前に行われるキリンチャレンジ杯2試合の概要を発表。会見に出席した日本代表ジーコ監督(51)は「北朝鮮戦にはコンディションが完ぺきな人間をそろえて白星を取る」とコメント。セリエAで3試合続けて先発から外れているMF中田英寿(27=フィオレンティーナ)をはじめ欧州組も特別扱いしない方針を示した。
誰だろうが、コンディションが悪ければ使わない。2月9日の北朝鮮戦との大事なW杯アジア最終予選初戦へ、ジーコ監督は明確な姿勢を打ち出した。今年のアジア1次予選初戦オマーン戦(2月18日)では中村、柳沢を除く欧州組が直前合流。だがコンディションが悪く、苦戦する要因の1つにもなった。ジーコ監督は「(北朝鮮戦は)3ポイント(勝利)を狙っていく試合。中途半端な選手は使えない。国内組のレベルが上がっているので、しっかりとした準備をすれば国内組で成果を挙げられる。その辺りを考えながら招集を考えたい」と慎重にコメントした。
もちろん「最終予選になれば彼の力が必要になってくる」と復活を期待しているMF中田英についても特別扱いはしない。「彼は90分試合に出ていない。試合勘の問題もある。最終予選はコンディションが完ぺきな人間をそろえて白星を取る。コンスタントに試合に出るようになれば別だが。その状況を見て判断する」。股(こ)関節痛からの復活を目指す中田英について先発起用を前提とする同監督は、所属チームでの先発、さらにフル出場をノルマとして課した。
ジーコ監督は欧州組の早期招集、できれば2月2日のシリア戦前までの合流を熱望している。しかし、2月9日は「国際親善試合デー」のため、招集できるのは原則48時間前から。「準備の試合に招集するのは難しい。2月5、6日にも欧州で試合があるし、直前に入ることになるだろう」とジーコ監督は覚悟している。今月20日という早い段階に代表候補23人を発表するのも「2・9」をにらみ、オフ中に国内組のコンディションを落とさせない狙いがある。勝たなければならないホームでの初戦へ、ジーコ監督の強い決意が見えた。【岡本学】
[2004/12/18/09:01 紙面から]
写真=会見中、渋い表情を見せる日本代表ジーコ監督(撮影・鈴木豊)
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