浦和DF坪井慶介(25)が、165日ぶりに代表復帰した。日本サッカー協会は21日、来年のカザフスタン(1月29日)、シリア戦(2月2日)のメンバーを発表。7月9日のスロバキア戦で左太もも裏に肉離れを起こして以来代表から遠ざかっていた坪井は、レギュラー奪還を宣言した。
本人も驚く選考だった。坪井が、わずか13分間の実戦復帰で戻った。21日の練習後、メンバー入りを聞くと「僕自身も非常にビックリしています。まだレッズで90分出れてないというのもある」と戸惑いを隠せない。7月のスロバキア戦で戦列離脱して以来、公式戦には湘南戦の後半32分から出場しただけだった。
ブッフバルト監督は「今、彼に欠けているのは試合勘だけ。体力的にはかなり戻っている」と話した。湘南戦は実力の差があったため、あまり守備の機会がなかった。19日の東京戦はベンチ入りしたものの出番はなかった。「ハッキリとしたイメージはない」と、まずは実戦をこなし感覚を取り戻すのが先決だ。
「スピードはフルパワーでいけるし、瞬発系も制限なしでやってる」。体的には負傷前と変わらない。ジーコジャパンで最も足の速いDFだけに、かかる期待は大きい。特に、2月9日に対戦する北朝鮮は情報量が少なく、あらゆる場面を想定する必要があるため、スピードのあるDFは不可欠となる。
負傷前は不動のレギュラーだったが、ライバルたちが力を上げてきた。今夏のアジア杯では宮本を中心に中沢、田中が優勝に貢献し、チャンピオンシップでは松田が株を上げた。レギュラー再挑戦となるが「難しいのは分かっている。でも代表でも初めのころは追う立場だったし」と、代表復帰した以上、覚悟は決めている。
最終予選まで最大4試合の実戦が積める。まずは浦和で25日の磐田戦に勝てば、元日の決勝もある。来年1月17日から国内でスタートする代表合宿で復調をアピールできれば、親善試合2試合も出場機会を得る可能性は高い。坪井のレギュラー奪還への挑戦が始まる。【盧載鎭】
[2004/12/22/09:04 紙面から]
写真=6カ月ぶりの代表復帰で笑顔を見せる坪井
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