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<練習試合:日本代表4−0大宮ユース>
日本代表が、宮本恒靖(28=G大阪)のロングボールから北朝鮮を崩す。9日にW杯アジア最終予選初戦、北朝鮮戦(埼玉スタジアム)を迎える「ジーコジャパン」は7日、大宮ユースと練習試合を行い連係を最終チェックした。先発組で臨んだ前半、リベロの宮本が再三にわたりMF三都主アレサンドロ(27)、MF加地亮(25)の両サイドにロングボールを送り攻撃に結びつけた。引き気味で来ることが予想される北朝鮮に、サイドから崩す方針を徹底させた。
徹底していた。左の三都主へ、右の加地へ。宮本がサイドにボールを送り続けた。中央の守備の堅い北朝鮮に対し、ロングボールから攻撃の糸口をつかむ意識を植え付けた。練習試合では4バックの相手を想定。中沢、田中のDFラインでパスを回し、4バックに揺さぶりをかけたところで1発の長いパスを一気に出した。
宮本「意識してパスを出しました。100%の確率でなくても、5割の確率でもつながれば得点に結びつく。1本目が駄目でも、セカンドボールを拾えばそこからも攻撃につながる」。
実戦での最終チェックは、スタメン組で臨んだ前半は0−0のドロー。大一番を前に攻撃面に不安を残したが、実りもあった。前半18分、宮本が右サイドの加地へ出したボールは、完ぺきにDFの裏を突いた。最後はFW玉田のシュートまで結びつけた。
宮本「初戦は緊張して、今日みたいになかなか崩せない試合になる。その時、1本のパスで流れを変えることができる」。
同27、29分にも右へ、左へとサイドに散らしシュートチャンスへとつなげた。宮本の代表でのロングパス成功率は、45%で群を抜いている。チーム一の正確さを生かす。
攻撃への意識付けは明確になった。三都主は「サイドを1発で狙って突破できれば、クロスを上げられるチャンスになる」。加地も「試合前から(宮本と)話し合って狙っていた。北朝鮮は引いて来ると思うし、長いボールは確実に有効になってくる」と言った。無論4バックだけでなく、3バックでも有効だ。
2月7日は宮本にとって28回目の誕生日だった。昨年はマレーシア戦でゴールを決め自ら「祝砲」を上げた。「誕生日と言っても、特別なことは何もないですよ」と受け流した。午前中には、たった1人で宿舎で北朝鮮のビデオを見て研究。すぐに、練習試合で実践へと移した。勝利へのイメージはしっかりと出来上がった。【益子浩一】
[2005/2/8/07:42 紙面から]
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