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信頼の証しだった。中村がジーコ監督の部屋に呼ばれ、直々に考えを伝えられた。「1人で(相手選手を)追っかけてパワーを使うのではなく、攻める時に核になれるパワーを取っておけ」。ある程度の守備は免除され、攻撃に重きを置いていい。トップ下として、理想的とも言える指示だった。
2日連続の紅白戦で攻撃のイメージもできた。「1トップの良さが、昨日も今日も何回か出た。ヤナギさんがくさびに入り、2列目から出て行くのは(相手の守備陣にとって)つかみづらい」。トップ下に並ぶ小笠原を走らせる考えもある。8日のセリエAボローニャ戦で負傷した右ひざの痛みに顔をしかめる場面があったが、その後は元気に走り回った。
小野の離脱は痛いが、選手間でミーティングをするなど、チームが結束して優勝したアジア杯の雰囲気に似てきたという。「みんなで話したのは、相手を警戒するのではなく、自分たちのサッカーを突き詰めようということ。そうすれば、勝てる。イラン戦ほど硬くなく、自分たちのサッカーをすればいい」。ジーコ監督から、そしてチームメート同士の信頼を武器に、中村はピッチに立つ。
[2005/6/3/07:17 紙面から]
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