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ジーコジャパンがW杯出場一番乗りを狙う。日本はバーレーンに1−0で勝ってW杯アジア最終予選B組で勝ち点9の2位を守り、3大会連続W杯出場へ、あと勝ち点1とした。ジーコ監督(52)は8日の北朝鮮戦(バンコク)でのW杯切符獲得を宣言し、立て直しのなったDF陣も連続無失点で乗り切る。日本代表は今日5日にバンコク入りする。
浮かれる周囲とは一線を画すように、ジーコ監督はしっかりと次戦を見据えていた。
ジーコ監督「まだ、本当に(W杯へ行けるかどうか)決まっていない。次の8日で決めたい。イラン対バーレーンの結果もあるが(日本は)引き分けでいい。このグループで1番最初に(W杯へ)行く」。
試合後の会見直後に日本協会の川淵キャプテンと抱き合った瞬間だけ表情が緩んだ。しかし、記者団の質問には笑顔も、ホッとした様子を見せない。北朝鮮戦へ気持ちを切り替えた。
3日のバーレーン戦では1−0で貴い勝ち点3を奪い取った。MF小野が1日に右足を疲労骨折。ジーコ監督就任以来最大のピンチを迎えたが、小野に代えて先発起用したMF小笠原が決勝ゴールを挙げた。「戦術、技術が高くても勝つには気持ちで負けていてはダメ。まず1対1。球際に強く、相手に楽をさせるな、と選手には言った。修羅場をくぐってきたから絶対にやれる自信があった」。キリン杯に2連敗しながらも、最後まで選手を信じ続けたジーコ監督の執念が、「集大成」と位置付けた決戦での勝利につながった。
次戦では故障のFW高原と小野の欠場に続き、警告累積で中田英、中村、三都主の3選手が出場停止。再度、メンバー変更を余儀なくされた。ただ、ジーコ監督は動じない。「昨夏のアジア杯では彼ら(高原、小野、中田英)がいなくても優勝した。確かにすごい選手ではあるが、それを埋める選手が全力で戦ってくれたら絶対に勝てる」。
バーレーン戦の後半には、中田浩、稲本、玉田を投入して次戦への布石も打った。「メンバーはタイへ行ってから考えるが(次戦へ)全体的にいい形だった」。もちろん修正点もある。「フィニッシュ、パスミスの是正をしていきたい」。8日のアジア最終予選A、B組の計4試合の中で日本が最初にキックオフを迎える。北朝鮮戦で引き分け以上ならB組だけでなくアジアで最初の切符を手にする。もう1度、チームを引き締めて歓喜の瞬間を迎える。【岡本学】
[2005/6/5/08:35 紙面から]
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