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MF中村が、すべてをかけてW杯への道筋をつくった。小笠原の決勝点をアシストした司令塔の体は悲鳴を上げていた。「前半の途中でぎっくり腰みたいになって、ヘルニアより痛い」。抱えていた右ひざ痛も今合宿中に再発。それでも後半32分に交代するまで攻守で力の限りを尽くした。
後半19分に遅延行為で警告を受けたことに話が及ぶと一瞬表情を変えた。「ファウルを受けて、ボール持って2、3歩動いたら出た。相手ボールなら分かるけど…」。北朝鮮戦は出場停止。歴史的な瞬間をピッチで迎えられない。「仕方ないでしょ」。短い言葉に悔しさが詰まっていた。前半25分にはシミュレーションでMF三都主が、後半25分にはMF中田英がラフプレーで警告を受け、やはり次戦は出場できない。三都主は「最初はいけたと思った。バランスが崩れて、倒れ方がオーバーになったかもしれない」と悔やんだ。
だが嘆いている暇はない。次は外からチームを後押しする役目がある。中村は「伸二(小野)が骨折しても、笑って明るくみんなの前にいられるのはすごいこと。スタンド観戦でも、それまでにいろんな話はできる。勝って早く決めて欲しい」。チームをもり立てながら勝利を託す。
[2005/6/5/07:04 紙面から]
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