【フランクフルト19日=永井孝昌、益子浩一、広重竜太郎】日本代表がW杯に向けて足場を固める。W杯開催地ドイツで行われているコンフェデレーションズ杯で日本選手がスタジアムの特徴などを分析、把握する作業を進めている。DF三都主アレサンドロ(27=浦和)は8種類のスパイクを持ち込み、スタジアムごとの芝の状態をチェック。日本協会もドイツでの大会を経験することで、直前合宿地選びの参考にしている。
W杯への準備は始まっている。日本選手は目の前の敵を倒すことに全力を注ぐだけではなく、来年に向けた分析作業も進めている。日本がドイツで国際Aマッチを戦うのは36年以来のこと。スタジアムの特徴、芝の状態は未知数だった。それだけに、スタジアムを把握する絶好の機会になる。
抜かりはない。三都主は日本から8種類のスパイクを持ち込んだ。「ドイツのグラウンドにどれが合うのかを試したい」。FW大黒も「数え切れないくらい(スパイクを)持ってきている」と話した。パスをつないでボールをキープするポゼッションサッカーを展開する日本にとって、スパイクとピッチとの相性は重要になる。
スタジアムも分析する。16日にメキシコと対戦したニーダーザクセン・スタジアム(ハノーバー)は左右のサイドが低くなるように傾斜があった。DF宮本は「あれを確認しただけでも大きい」と言う。19日ギリシャ戦会場のワルト・スタジアム(フランクフルト)はピッチから25メートルの高さに開閉式の屋根がついている。18日の公式練習では大黒がボールを蹴り上げ、跳ね返り具合とハイボールの際の視界を確認した。
日本協会にとっても、メリットがある。98年フランスW杯では、前年に開催地での大会を経験できなかったことで本大会直前合宿地選考に後手を踏んだ。小倉副会長は「前回はキャンプ地の本も読んでなかった。岡田(監督)と車で移動して探した」と振り返る。今回は1年前に監督、選手、協会関係者が現地で生の情報を入手することができる。W杯で勝つための準備は進んでいる。【益子浩一】
[2005/6/20/09:40 紙面から]
写真=大量のスパイクを持ち込んでチェックする三都主(撮影・栗山尚久)
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