【エンスヘデ(オランダ)20日=高田文太】U−20(20歳以下)日本代表が終盤戦の波状攻撃で、ワールドユース選手権8強を狙う。21日(日本時間22日午前3時半)の決勝トーナメント1回戦でモロッコと対戦。1次リーグは2分け1敗と大会史上初の未勝利突破だっただけに、初勝利に向けて大熊清監督(41)は「120分間で勝つ」と断言した。試合会場のアルケ・スタジアムで行った前日練習では延長戦を視野に入れたメニューをこなした。
大熊ジャパンの代名詞となった終盤の猛攻で、モロッコを撃破する。この日は約30分間の紅白戦。最初はFW平山の1トップで4−2−3−1と守備に重点を置いた。その後はオーストラリア戦で同点弾を決めたFW前田とFW森本を投入し、最終形は3トップになっていた。最後には全選手でPK練習も行った。
「延長を含めた120分間で勝つ」。大熊監督は自信を見せる。03年7月にU−18としてチーム発足以来、国際試合の延長戦は過去6度で3勝3敗。うちPK戦が5度で2勝3敗と負け越し。それを補う練習で、田嶋技術委員長も「監督はアジア予選を含めてトーナメントの戦い方を知っている」と納得の表情だ。
瞬発力に優れたアフリカ対策は、持久戦に持ち込むことが有効と知っている。15日のベナンも後半に運動量が落ちた。日本は今大会の3得点はすべて後半。相手が疲れたところを突き、190センチのFW平山を起点にパワープレーで得点する駒と作戦はそろっている。今日21日で41歳となる指揮官は「厳しい誕生日になりますね」。笑顔の裏に、前回大会の8強以上への自信をのぞかせた。
[2005/6/21/09:09 紙面から]
写真=モロッコ戦を前に最終調整する平山(右)と家長(共同)
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