【大田(韓国)30日=岡本学、西尾雅治、村上幸将】内容にもこだわって、必ず勝つ。東アジアNO・1を決める東アジア選手権は今日31日、当地の大田W杯スタジアムで開幕する。すでに3大会連続のW杯出場を決めた日本代表は北朝鮮戦に向け、初めて全23選手がそろって約1時間半の前日練習を行った。ジーコ監督(52)は前回大会で逃した優勝という結果を出すことはもちろん、内容も両立させることを宣言した。来年6月のW杯本大会での上位進出へ向け、さらにレベルアップを狙う。
ミニゲームを終え、ジーコ監督が4選手を呼んでFK練習を始めた。その反対側のゴールでFW大黒がボールを蹴り始めると、玉田、本山、田中達、巻、村井が集まり、エドゥーTAの球出しでシュート練習が始まった。試合前日にはあまり見られなかった団体でのシュート居残り練習。同監督の思いが伝わり、選手が自主的に汗を流した。
北朝鮮戦前日、集合から6日目にして初めて全23選手がそろった。練習冒頭でジーコ監督は選手へ熱く語り掛けていた。
ジーコ監督「前回の東アジア選手権は総得点で(韓国に)負けている。試合の中での1点、1つのシュートを大事にしていこう」。
03年12月、地元での第1回大会。第2戦の香港戦でシュート21本を放ちながら三都主の1得点に終わり、これが響いて結果的にタイトルを逃した。「前回のようなことが起こらないように1つずつ大切に戦っていきたい。決めるところは決めろと、言っている」。大会前の合宿でも「隅を狙え」とシュートにこだわって練習を重ねてきた。
3大会連続となるW杯で、世界を驚かせる結果を残すという目標がある。今大会の位置付けについてジーコ監督は「内容、結果とも重視する。1つに偏るとファンにも失礼になる」と妥協を許さない強い姿勢をにじませる。
「強い相手にチャンスを決めていかないと泣くことになる。最後のひと仕事を大事にすること」と指揮官が決定力を課題の1つに挙げれば、DF宮本は「高い位置で試合を運びたい」。DF三都主も「最初の10〜20分は高い位置でプレスをかけ、1点を取りたい」とW杯予選、コンフェデ杯での戦いをベースに、さらに上を見据えた。結果プラス内容にもこだわらなければ、ジーコジャパンのW杯本大会での上位進出はあり得ない。
[2005/7/31/09:39 紙面から]
写真=真剣な表情でイレブンの動きをチェックするジーコ監督(中央)(撮影・宇治久裕)
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