日本代表ジーコ監督(52)が8月31日、成田着の航空機でブラジルから再来日し、来年6月9日開幕のW杯ドイツ大会へこれまで選出したメンバーでチーム力アップを図る方針を示した。明日2日に予定されるキリンチャレンジ杯ホンジュラス戦(7日、宮城)メンバー発表で、初招集がないことを明言した。今後についても国際Aマッチデーをフル活用して欧州組を可能な限り呼び、メンバーを固定した中で組織力、総合力をアップさせる意向だ。
約9カ月後に迫った本大会へ、ジーコジャパンがいよいよ、メンバーを固定し、熟成させる時期に入った。明日2日に発表するホンジュラス戦のメンバー23人についてジーコ監督は「びっくりするような選手? それはないです」と初招集がないことを明言。逆に「どんな選手が選ばれたらびっくりしますか。名前を挙げてみてください」と報道陣へ問い掛けた。
JOMOオールスター(10月9日)と日程が重なる東欧遠征にルマンMF松井、マジョルカFW大久保を招集する方針ではいる。しかし、今夏の東アジア選手権、W杯アジア最終予選イラン戦でアテネ五輪組を中心とした新戦力のテストがほぼ終了したことを示唆した。
W杯開幕まで今日1日であと281日。大会直前を除き、欧州組を含めたメンバーで練習、試合をできる期間は限られている。年内4試合、年明けも欧州組を呼べる国際Aマッチデーは2月8日、3月29日の2回(いずれも48時間前の招集)しかない。ジーコ監督は「国際Aマッチデーを最大限活用したいと思う。(欧州各クラブも)絶対に選手を代表へ出さなきゃいけないので、それはフルにやらせてもらう」と代表の活動を最優先させる。
さらに「今後は内容より毎回毎回、同じようなメンバーで戦えるし、いろんな状況で対戦していく中で起こり得るものをどんどん消化していくということ」と、付け加えた。メンバーを固定して連係を深め、チーム力を上げていくことをメーンテーマに据える。
ホンジュラス戦には中田英、中村、柳沢、高原、稲本、中田浩の欧州組を招集した。ジーコ監督は「欧州組の先発? コンディションを見てだが、その可能性が高い」。東アジア選手権で活躍した若手の招集については言葉を濁し、6月のコンフェデ杯までを戦ったメンバーを中心に、W杯本大会のシミュレーション第1弾、ホンジュラス戦をスタートする。【岡本学】
[2005/9/1/10:02 紙面から]
写真=成田空港に到着したジーコ日本代表監督はファンの子供の肩に手をかけて車に向かう(撮影・柴田隆二)
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