浦和エメルソン、逆境からのMVP獲得
<Jアウォーズ MVP>
浦和FWエメルソン(22)が、逆境をはね返す活躍でMVPを獲得した。
今季は約300万円の罰金から始まった。ブラジルでビザ取得に時間がかかり、合流が1カ月遅れキャンプにも参加できなかった。マイナスイメージが原因でサポーターからはシーズン当初、声援さえ送ってもらえなかった。それでも、一瞬で相手を振り切るスピードで得点を重ね、徐々に信頼を取り戻した。
25試合で18得点。浦和の初タイトルとなったナビスコ杯決勝では、鹿島守備陣を混乱に陥れる2点を決めた。第2ステージ第12節には、2度目の累積警告で痛恨の2試合出場停止。浦和が優勝から遠ざかる主因となったが、今回の受賞はともに戦った監督、選手に「怖い存在」として強烈な印象を残したことが票につながったといえる。
来日して4年。日本国籍を取得して日本代表を目指す気持ちもある。「こういう賞をもらえて光栄。周囲のサポートがあったから」と22歳で得た栄冠に喜びを隠さなかった。
[2003/12/15/21:46]
写真=Jリーグ年間表彰式で最優秀選手賞を受賞し、笑顔でトロフィーを手にする浦和エメルソン選手(共同)
|