横浜4得点でステージ優勝争いに踏みとどまる
横浜が今季チーム最多タイの4得点を挙げ、4−1でC大阪に快勝した。勝ち点26と伸ばし、逆転での3年ぶりステージ優勝へ望みをつないだ。奥のFK、中沢のヘッドで前半2−0とリード。後半には復帰後負けなしの柳想鉄(31)が2戦連発となるゴールでとどめを刺し、C大阪の反撃を大久保の1点に抑えた。今日20日は磐田−市原の首位攻防戦。結果次第では岡田マリノスが急浮上する。また名古屋、鹿島、東京はいずれも引き分けで優勝争いから後退した。
追う立場の横浜にプレッシャーという言葉は無縁だった。まるで本拠地のように多彩な攻撃を次々と仕掛けていく。前半15分、奥がFKで挙げた先制点が合図だった。34分には中沢がCKをボンバーヘッドを決めて2点目。後半も横浜は圧倒的にボールを支配。遠藤が押し込み、柳の2戦連発で勝利を決定づけた。
第1ステージ終盤にきての3連勝。1度は優勝争いから脱落したはずの岡田マリノスがよみがえった。
7月5日の再開まで1カ月以上のリーグ戦中断期間。横浜はどのチームよりも早く強化合宿に突入し、チームを立て直した。強化を主眼にケガ人が出るんじゃないかと声が出たほど、岡田監督はフィジカル中心のメニューを組んだ。「目先の勝利や優勝を目指しているんじゃない。常に優勝争いができるチームに育てることが第1だから」。
底上げを図るチームに韓国代表主将の柳想鉄が加わった。本職はFWでありMFの選手。柳が「プライド」を封印し、慣れない右サイドバックで必死にプレー。その姿は無言のゲキとなっている。「どこでプレーするかじゃない。大事なことはチームに貢献すること」。その柳の目にも3年前に在籍した当時の横浜と比べ「1段階レベルアップしたと思う」と映る。
残り2戦。岡田監督も本音をのぞかせた。「我々にもチャンスがあるということ」。慎重居士の指揮官が逆転Vへ、ついに身を乗り出してきた。【田 誠】
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