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横浜が逆転優勝王手!久保の2発で4連勝横浜が、3年ぶりのステージ優勝に王手をかけた。逆転Vを目指す横浜は、万博に乗り込みG大阪を2−1と下して4連勝。勝ち点29として磐田に1差、市原に2差をつけ、単独首位に浮上した。後半5分、8分にFW久保竜彦(27)が連続ゴールを決めて逃げ切った。8月2日の最終戦、ホーム横浜国際で神戸に勝てば、岡田武史監督(46)が就任1年目で宙に舞う。初優勝へ向けて首位を走っていた市原は清水に0−3と大敗、3位に転落した。 重いとびらをこじ開けたのは、久保のスーパーゴールだった。後半5分、ドゥトラのクロスを頭で決めて先制。その3分後、G大阪の戦意を奪い、横浜に「逆転V」をたぐり寄せる一発がさく裂する。前線に上がってきた柳が左へ展開。そのボールを奥が中央へ戻した。 久保 頭かトラップか迷ったけど、ええいっ! めんどくさいと思って打った。フリーだったし…。 胸の高さに来たパスに瞬時に反応した。その動作は野性のトラのよう。狙った獲物は逃さない。思い切り飛び跳ね、体を右に反転させて、左足をボールの軌道に合わせる。芸術的ともいえる鋭いボレーシュートで横浜が試合を決めた。 前半何度もあった決定機を逃して、重苦しいムードになりかけていた。岡田監督も「嫌な予感がした」。ハーフタイム。百戦錬磨の監督は、短い言葉で選手を鼓舞した。「自分たちの力を信じて戦え」。この時点で、選手たちは市原が清水に0−3でリードされていたことは知らない。スタッフも告げていなかった。 G大阪のゴールをこじ開けなければ、目の前に浮かぶ「優勝」の2文字はつかみ取れない。岡田監督も動いた。MF奥をトップ下に配置。攻撃的布陣が右サイドバック柳の攻め上がりを導いて、久保の連続ゴールを生んだ。 残り1試合。首位に浮上した横浜は最終神戸戦に勝てば00年第1ステージ以来の頂点に立つ。しかし、浮かれた表情を見せる選手は1人もいなかった。「市原が負けたからといって楽になるわけじゃない」。岡田監督のその言葉は選手の体にも染み込んでいるようだ。久保もぼそりとつぶやいた。「次の試合で(シーズンが)終わるわけじゃない。今まで通り、戦うだけ」。新加入の久保、そして岡田監督。ともに初のJ1優勝に王手をかけた。【田 誠】 |
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