|
2003年9月14日付紙面から
横浜FW坂田が2ゴール、代表2人を抜くドリブル弾
<第5節>浦和 0−3 横浜
横浜がU−20(20歳以下)日本代表FW坂田大輔(20)の2得点の活躍で、浦和に3−0と快勝した。前半2分に先制し、後半ロスタイムに日本代表DF坪井慶介(23)をマタ抜きでかわしダメ押しゴールを決めた。11月開催の世界ユース選手権(UAE)へ向け、日本の新エースに名乗りを上げた。C大阪FW大久保嘉人(21)は、京都戦で3戦連続の2ゴール。鹿島は仙台と引き分けたものの、首位を守った。
後半ロスタイム。すでに2−0と勝負はついていたが、坂田は猛然とドリブル突破をはかった。立ちはだかる日本代表坪井の姿を視界にとらえた瞬間、トップギアに切り替える。「とにかくスピードでいこうと思った」。坪井をマタ抜き。さらにニキフォロフと浦和DFを連続でかわして、この日2点目となるダメ押しゴールをたたき込んだ。
久保、奥、遠藤、松田ら主力選手を故障で欠く中で、坂田に始まり坂田で終わった試合だった。前半2分に栗原のロングボールに俊敏に反応。DFラインの裏に走り込み、左スミへ流し込んで先制点。真っ赤に染まったスタンドを黙らせた。気温29・6度。酷暑のデーゲームにも坂田の走力は最後まで落ちず、攻守に走り回った。100メートル11秒台のスピードに加え、久保の代役として公式戦5試合連続で先発出場中。スタミナ不足も解消していた。
観戦したジーコ日本代表監督も「両方良かった」と絶賛した坂田の2ゴール。U−22日本代表の山本監督も浦和山瀬ら17日の日韓戦代表メンバーの視察が目的だったが「(坂田のように)U−20から呼びたい選手はいるよ。ただWユース出場があるのでね。でもうれしいし、磨きをかけて欲しい」と期待を寄せた。
11月のWユース出場への配慮から、坂田らは五輪組のU−22代表には招集されていない。だが来夏のアテネ五輪へ向けて、強烈な印象を与えたのは間違いない。坂田も「まずチームで、Wユース。活躍すればアテネ五輪とどんどん上につながる」と話した。
柏戦に続く連勝で、横浜も苦境を脱出した。岡田監督にとっても坂田サマサマだ。試合後は長髪の頭をなでまわされていた。【田 誠】
|