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2004年J1第2ステージ優勝・浦和レッズ特集 2004年J1第2ステージ優勝・浦和レッズ特集
ページトップへ TOP   第2ステージを振り返る   初Vまでの12年  
初優勝への12年間の道のり

1993〜1994年 [低迷] 1995〜1997年 [模索] 1998〜2001年 [地獄] 2002〜2004年 [飛躍]
1995〜97年 立て直しへ模索、戦術安定せず
<浦和対広島> 延長前半3分、Vゴールを決めた福田はガッツポーズ。サポーターに向かって走り出す。J3年目で初の4連勝で5位に浮上した=1995年7月6日
<浦和対広島> 延長前半3分、Vゴールを決めた福田はガッツポーズ。サポーターに向かって走り出す。J3年目で初の4連勝で5位に浮上した=1995年7月6日

1995

(第1ステージ3位、第2ステージ8位)

 低迷するチームを立て直すため、クラブ史上初の外国人監督としてドイツ人のホルガー・オジェック氏を招へいした。同監督は「ディシプリン(規律)」を注入。選手の役割分担、プロとしてのあり方を徹底的に説いた。これで守備陣が急速に安定、課題の失点が少なくなってきた。

 第1Sの中盤から6連勝、うちVゴール勝ちが3つという粘り強さも備わって3位に浮上、初めて優勝争いにも加わった。しかし、7月19日の川崎にVゴール負けして優勝が消滅すると、観客席で優勝を信じ続けた複数のサポーターがその場で失神し、担架で医務室に担ぎ込まれるという騒ぎにもなった。

 第2Sは、開幕戦の横浜F戦で6−0と快勝し、初の「1位」も経験。カウンター攻撃がはまり、MFバイン−FW福田のホットラインが完成。福田は32点を挙げ、日本人初のリーグ得点王に輝いた。特筆すべきは、32点中14点をPKで挙げたこと。スピードあふれる福田を止めるには、ファウルしかなかったということを物語っている。

<トピックス>
月日 出来事
3月18日 伊勢丹浦和店前に「フットレリーフ」完成。
3月29日 名古屋戦(国立):PK戦、リーグ最長記録の9−10で決着。
4月26日 清水戦(大宮):1−2で敗戦。試合後、清水GKシジマール目がけサポーターが飛び降り。
7月15日 鹿島戦(大宮):2−1で勝利。初の6連勝でチーム記録3位浮上。
7月19日 V川崎戦(等々力):1−2のVゴール負けで初優勝の可能性消滅。
8月12日 横浜F戦(長崎):ニコスシリーズ(第2S)開幕戦で6−0の勝利。当時チーム最多得点を記録。
8月16日 清水戦(駒場):駒場スタジアム竣工第1戦。1−2で逆転負け。
9月23日 名古屋戦(駒場):1−2で敗戦。試合後、浦和市内(当時)で田口禎則がサポーターとトラブル。
11月25日 横浜F戦(駒場):2−1で勝利。福田正博がPKを決めシーズン32点。日本人初の得点王に輝く。
12月8日 福田正博が11月度AFC月間最優秀選手賞を受賞。
12月19日 クラブ名称が三菱浦和フットボールクラブから浦和レッドダイヤモンズに変更。

<主なメンバー>
位置 氏  名
GK 土田尚史
DF ブッフバルト、田口禎則、チョウ・キジェ、杉山弘一
MF 杉山弘一、山田暢久、広瀬治、土橋正樹、バイン
FW 福田正博、岡野雅行、福永泰、トニーニョ
監督 ホルガー・オジェック
コーチ オーベ・フリント・ビョルグ

1996

(年間6位)
<清水対浦和> 激しい雨が降り続いた一戦で、「野人」こと岡野が後半31分、清水堀池のディフェンスをかわし決勝ゴールを決めた=1996年8月28日
<清水対浦和> 激しい雨が降り続いた一戦で、「野人」こと岡野が後半31分、清水堀池のディフェンスをかわし決勝ゴールを決めた=1996年8月28日

 「お荷物クラブ」と言われてきた浦和だが、サポーターの支援は絶大だった。「サポーター」という言葉を最初に取り入れたチームでもあり、スタジアムを赤一色に染め、声を枯らして応援する姿は圧巻。自他ともに認める「日本一のサポーター」だ。だが、時々ピッチ乱入、警備陣との衝突、クラブへの抗議など過激な行動もあり、チーム以上に話題になる存在だった。

 初めて1シーズン制で行われたこの年。これまでうなぎ上りだったリーグの観客数が、減少の一途をたどっていく中、熱狂的サポーターのいる浦和だけは別だった。第10節横浜F戦(三ツ沢)では、後援会が水上バスツアーを開催するなど、話題を提供した。

 オジェック体制2年目でチームは開幕5連勝の好スタートを切り、リーグ最少の31失点に抑えたブッフバルト、田口、新加入のボリの3バックは「赤い壁」と呼ばれた。

 一方で、前年得点王の福田正博が故障で出場4試合にとどまり、得点力不足に泣いた。第22節の横浜M戦(三ツ沢)に勝ち、リーグ終盤で初めて首位に立ったが、ここでも優勝には届かず、結局6位で終わった。

<トピックス>
月日 出来事
4月3日 G大阪戦(駒場):負傷でベンチスタートとなったブッフバルトが意地のゴール。4−1で勝利し、開幕5連勝。
4月27日 横浜F戦(三ツ沢):後援会が水上バスツアーを実施。200人が参加。試合は4−1で快勝。
8月31日 広島戦(駒場):5−1でホーム最多得点。前半5得点はJ新記録。
9月21日 柏戦(国立):7−0のJ最多得点タイ記録。チーム最多得点、アウエー最多得点など樹立。
10月2日 横浜M戦(三ツ沢):1−0で勝利、首位に立つ。
11月2日 鹿島戦(国立):PK戦4−5で敗戦。優勝がなくなる。
11月9日 横浜F戦(駒場):GK史上初の得点を田北がPKで決める。3−0で快勝。

<主なメンバー>
位置 氏  名
GK 田北雄気
DF ブッフバルト、田口禎則、ボリ
MF バイン、堀孝史、土橋正樹、山田暢久、広瀬治、岩瀬健
FW 大柴健二、岡野雅行、福永泰
監督 ホルガー・オジェック
コーチ オーベ・フリント・ビョルグ

1997

(第1ステージ9位、第2ステージ7位)
<浦和対鹿島> ホーム4連敗を喫した浦和イレブンに罵声を浴びせる浦和サポーター。あまりのふがいなさに切れたサポーターは、この後、福田に生卵と10円玉を投げつけた=1997年5月7日
<浦和対鹿島> ホーム4連敗を喫した浦和イレブンに罵声を浴びせる浦和サポーター。あまりのふがいなさに切れたサポーターは、この後、福田に生卵と10円玉を投げつけた=1997年5月7日

 カウンター一辺倒のサッカーからのレベルアップを図ろうと、ドイツ人のホルスト・ケッペル氏の下で、新たなスタートを切った。開幕戦でFW永井雄一郎、DF田畑昭宏の新人を抜てき。永井の18歳1カ月29日での出場は、現在でもチーム最年少記録となっている。

 しかし、たびたびシステムを変更したため、戦術が一定しない。ホーム100試合目となった4月19日の広島戦では0−1の敗戦。浦和サポーターに交じって赤いユニホームを着て、ホームチームの浦和を応援した川淵チェアマン(現協会キャプテン)も、あまりにふがいない試合内容に「勝つ気持ちが感じられない。これだけのファンに対して申し訳ない」と怒りをあらわにした。また、5月7日の鹿島戦では、ホーム4連敗のスタートにサポーターがぶち切れ、バスに乗り込む福田に生卵と10円玉を投げつける事件も起きた。

 第1Sは9位、第2Sは7位。戦いぶりに不満を示すサポーターも少なくなかった。

 リーグ戦ではないが、この年の最後に岡野が明るい話題を提供してくれた。11月16日、98年W杯フランス大会アジア最終予選3位代表決定戦(マレーシア・ジョホールバル)のイラン戦で、延長から出場した岡野が歴史的なゴールデンゴールを挙げ、本大会出場を決めた。帰国後、浦和駅西口で「祝・岡野雅行Vゴール」イベントに、1万人のサポーターが集結した。

<トピックス>
月日 出来事
4月12日 横浜M戦(駒場):永井雄一郎がチーム史上最年少出場。
4月19日 広島戦(国立):川淵三郎チェアマン(当時)が浦和ゴール裏で観戦。試合は0−1。
5月10日 名古屋戦(瑞穂):1−3で敗戦後、名古屋の応援に挑発されスタンド乱入。
7月22日 マンチェスターUと親善試合で対戦(駒場):1−2で敗れる。
10月15日 磐田戦(ナビスコ杯・駒場):試合後、ブッフバルト退団セレモニー。白馬に乗って場内1周。
11月22日 浦和駅西口で「W杯初出場・岡野雅行Vゴール」イベント開催。

<主なメンバー>
位置 氏  名
GK 田北雄気、土田尚史
DF ブッフバルト、ボリ、ネイハイス、西野努、山田暢久、田畑昭宏、城定信次
MF ベギリスタイン、堀孝史、大柴健二、礒貝洋光、永井雄一郎、広瀬治、土橋正樹
FW 福田正博、岡野雅行
監督 ホルスト・ケッペル
コーチ ホルスト・ボーラース


1993〜1994年 [低迷] 1995〜1997年 [模索] 1998〜2001年 [地獄] 2002〜2004年 [飛躍]

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