命運握る多士済々のFW陣
アジア王者を公言する今年の磐田の命運は、多士済々のFW陣が握っている。そして、それぞれが背負っているドラマも熱い。
今年37歳になる「永遠のカリスマ」中山は、恥骨結合炎からの完全復活を期し、連日必死のリハビリメニューに励んでいる。1月に、10年前に手術を受けたドイツに渡り、注射を主とした集中治療を受けた。積年の体の酷使で、全身に慢性的な故障を抱えていても、常にゴールを狙う情熱に陰りはない。
昨年は中山の穴を埋めた前田は、真の大黒柱への成長を誓う。MFとして期待されるU−23(23歳以下)代表との掛け持ちは多忙だが「いつもゴールに絡む仕事をしたい」とどん欲に話す。一方、五輪予選直前に惜しくも代表から外れた西野は心機一転、チームでの大暴れにかけている。再起の初舞台となった11日のACL開幕戦で決勝ゴール。すでに大化けの兆しを見せる。
昨年は最終戦で得点王を逃した人気者グラウが、3年目の正直で頂点を狙う。昨年来の内転筋痛で出遅れているが、欧州からの高額オファーを蹴ってまで残留した熱意は本物だ。そして、素質とスター性で明日の磐田を支える新人カレンも虎視眈々(たんたん)とデビューの時を待つ。タイプの違う魅力的なストライカーたちの激しい競争が見逃せない。【大石健司】
| ◆磐田の年度別成績◆ |
| 年 |
リーグ |
1S |
2S |
年間 |
ナビスコ杯 |
天皇杯 |
| 1994 |
J |
7 |
7 |
8 |
準優勝 |
1回戦敗退 |
| 95 |
J |
5 |
9 |
6 |
開催されず |
2回戦敗退 |
| 96 |
J |
― |
― |
4 |
予選L敗退 |
3回戦敗退 |
| 97 |
J |
6 |
1 |
1 |
準優勝 |
4強 |
| 98 |
J |
1 |
2 |
2 |
優勝 |
8強 |
| 99 |
J1 |
1 |
12 |
1 |
8強 |
8強 |
| 2000 |
J1 |
5 |
3 |
4 |
8強 |
8強 |
| 01 |
J1 |
1 |
2 |
2 |
準優勝 |
4回戦敗退 |
| 02 |
J1 |
1 |
1 |
1 |
8強 |
8強 |
| 03 |
J1 |
2 |
3 |
2 |
4強 |
優勝 |
|
|
 |
| ◆磐田新加入選手◆ |
| 位置 |
選手名 |
年齢 |
前所属 |
| GK |
松井謙弥 |
18 |
磐田ユース |
| DF |
松下幸平 |
18 |
静岡学園 |
| MF |
藤田俊哉 |
32 |
ユトレヒト |
| 森下仁志 |
31 |
札幌 |
| 船谷圭祐 |
18 |
磐田ユース |
| ガヴィオン |
24 |
グレミオ |
| FW |
カレン・ロバート |
18 |
市船橋 |
|
|
|