中田試練、ボルトンフロントから失望の声
ボルトンMF中田英寿(28)が、W杯ドイツ大会を半年後に控えた06年のスタートを、最悪の形で切った。2日のリバプール戦もベンチを外れリーグ戦では6戦連続で出場機会なし。昨年12月以降、出場は14日のUEFA杯セビリア戦と20日のイングランドリーグ杯ウィガン戦のみと、厳しい状況は変わらない。
そんな中、中田英は英紙タイムズの新春インタビューで、悟りの境地さながらの心情を吐露した。日本代表戦を引き合いに「なぜ、ここでサッカーをしているのだろうと混乱した。ほかの選手の目的や求めているものは何だろうと自分に問いかけた」と口にした。さらにサッカー観も「好きだが『愛』という言葉は強すぎる。見るよりやる方が好きだし、なぜ人々がサッカーファンになるのか分からない」と吐露した。
そして「ボルトンに残りたい。でもそれは僕の力の及ばない部分の話。プレミアに順応しようと、セカンドボールの取り方を学ぼうとしている」と残留を熱望した。またプレー以上に商業面が注目を浴びることにも「いい気持ちはしないけど事実ではあるから」と冷静に話した。
それでもフロントから失望の言葉が漏れるなど、状況は厳しい。強化部門の上層部は「試合にも出られないし、出てもあまり鋭さを見せられない。来た時は、もっと大きなものを期待したが、現在の状況にはガッカリ」と切り捨てた。06年が試練の年となるのか、その先に飛躍が待つのか…。すべては中田英の両足にかかっている。(春日洋平通信員)
[2006/1/4/07:43 紙面から]
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