鹿島学園勝ってアントラーズに恩返し
全国高校サッカー選手権は今日5日、準々決勝4試合が行われる。関東で唯一勝ち残った鹿島学園(茨城)が、昨季無冠に終わったJ1鹿島の無念を晴らそうと燃えている。アントラーズあっての鹿島地区のサッカー。鹿島サポーターの期待と声援を背に、鹿島学園が初の国立へ名乗りを上げる。
鹿島学園が「鹿島」の名にかけて勝つ。4日は千葉県内のホテルで静養に努め、コンディションを整えた。4強を懸ける多々良学園戦への準備は万全だ。
91年に鹿島がJ参加したことで、鹿島地区のサッカー熱が急上昇した。最近11年間で7度も同地区から選手権に出場。鹿島学園も、鹿島と提携した04年度から2年連続の晴れ舞台となった。学校内で鹿島ユース所属の生徒と机を並べていることも刺激になっているはずだ。昨年12月3日には、カシマスタジアムで行われた鹿島の優勝が懸かった柏戦のハーフタイムに、選手権への壮行会も催された。「アントラーズには本当に感謝しています」と鈴木監督は言う。
その鹿島が昨季、無冠に終わった。同監督をはじめイレブンのほとんどが鹿島ファン。悔しい思いをしただけに「選手権はオレたちが」という気持ちは強い。同時に鹿島サポーターの中では、鹿島学園が勝ち進むごとに応援に行こうという動きが大きくなっている。
今大会2得点のFW佐々木は生まれも育ちも鹿島。「鹿島の名前を全国に広めたい。そのためには僕らが活躍しなければ」と力強い。優勝すれば鹿島10冠? そのために、まずは国立への扉を開く。【栗田文人】
[2006/1/5/09:09 紙面から]
写真=準々決勝を翌日に控え、鹿島学園FW佐々木(左)とMF平山はホテルでのんびりくつろぐ
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