浦和いきなり小野システム
いきなりだった。フェイエノールトから浦和へ復帰したMF小野伸二(26)が、新フォーメーションに組み込まれた。浦和は28日午前、さいたま市の調(つきのみや)神社で必勝を祈願し、午後から始動。約40分後には、試合形式の10対10が始まった。
「ランニングで終わるのかなと思っていたら…。僕としては、良かったなと思います」。小野が入った中盤は、左右のウイングバックに三都主と永井が位置し、小野、長谷部、山田、ポンテが自由に動くもの。後に合流するワシントンがFWに入れば、06年型布陣が見えてくる。
小野は約13分×2本の試合中、4本のシュートを放つなど積極的に動いた。パスミスもあり、万全でないが「時間は、そんなに必要ないんじゃないかな」。長谷部、ポンテとは初めてプレーしたが、好感触を得た。「考えていることは一緒。常にいいところを見てるなと思った」。
ブッフバルト監督には、初日から動いた理由がある。坪井ら3人は今日29日から日本代表に合流。小野も31日以降に浦和を離れる。相次ぐ代表合宿で、3月4日の開幕戦までに、クラブでの練習期間は合計7日間前後で「(小野の)開幕戦は難しいと思う」と漏らした。「メンバー構成は中立で、何の意図もない」と言いながら、小野を入れた布陣を少しでも多く試したい意思が透けて見えた。
練習場にはサポーター1200人が駆け付け「小野伸二 全ての想いを浦和にぶつけろ」という横断幕が掲げられた。4年半ぶりの復帰という感傷に浸る間もなく、日本での新シーズンは慌ただしく始まった。【佐々木一郎】
[2006/1/29/07:40 紙面から]
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