浦和「悪態、イエロー」で罰金
無用なイエローカードには制裁を−。浦和は今季から審判に対する異議などで警告を受けた場合には、罰金を科することが26日、分かった。チーム始動時に犬飼社長がスタッフ、選手に方針を通達しており、罰金の額などは検討中。昨シーズンはリーグワーストタイの78枚の警告を受けるなど、自滅するケースが目立った。ゼロックス・スーパー杯優勝で早くも1冠を獲得したが、悲願のリーグ制覇のカギは、警告数の減少にある。
罰金でイエローカード増加に歯止めをかける。ゼロックス杯優勝という絶好のスタート。だが審判に対する異議で退場者を出し、スタートダッシュに失敗した昨季の苦い教訓を忘れてはいない。二の舞いとならないためにも、導入するのが不要な警告に対する罰金制度だ。今季は始動と同時に犬飼社長が方針を通達。ゼロックス杯でも異議で警告を受けたポンテに対し「(罰金の)対象になるかも」と適用を示唆していた。
オフ期間中に犬飼社長は警告の傾向を分析。「浦和との試合になると相手の警告も増える」。スピードあふれる攻撃陣が相手から激しい守備を仕掛けられ、満員のスタジアムが醸し出す雰囲気にあおられ白熱する。様々な要因から、浦和戦以外のリーグ戦では両軍合わせて1試合平均3・7枚の警告数が、同5・0枚(浦和2・3枚、他チーム2・7枚)に跳ね上がる。荒れた展開に巻き込まれ、不満も積もりやすかった。
リーグワーストタイの78枚の警告のうち異議で受けたのは11枚。同様にワーストだった名古屋の3枚、鹿島の4枚に比べると、浦和の割合は高い。自制心を働かせば、減らすことはできた。昨年までも遅刻1回につき1万円などチーム独自のペナルティー項目のうち、無用な警告に対する罰金も含まれていたが、厳格には適用していなかった。今季はこれを明確にする方針だ。
罰金の金額は検討段階だが、FW永井は「異議を言っても何も起きない。無駄なものを省いた方がいいということ。(自滅は)もったいないですから」と心得ている。成熟した精神力で悲願のリーグ優勝をつかむ。【広重竜太郎】
[2006/2/27/07:24 紙面から]
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