浦和、収穫あった勝ち点1/J1
<J1:G大阪1−1浦和>◇第1節◇4日◇万博
結果には納得できない。だが浦和にとってアウエーで昨季覇者からもぎ取った勝ち点1は、確かな収穫だった。1687日ぶりのJリーグ復帰戦となったMF小野も試合終了直後は険しい表情だったが、帰り支度を済ませて報道陣の前に現れた時は達観していた。「昔の浦和ならズルズル行ってました」。かつて弱小だったころに重ねれば、粘り強さを感じ取っていた。
瀬戸際で耐えた。開始わずか2分で先制する最高の出足だったが、その後はセカンドボールが拾えず完全に守勢に回った。昨季リーグ戦最少失点の守備陣が粘ったが、後半22分にMF三都主が代表での僚友DF加地に抜かれて同点。さらに同34分に無人のゴール前に詰めたMF長谷部がシュートを浮かせ、逆転負けしてもおかしくない雰囲気になった。だが、ブッフバルト監督が後半44分にDF内舘を守備固めで投入し、冷静に引き分けた。
この日のサポーター席には「J開幕93・5・16万博から190勝190敗 今日から勝ち越しだ! ずっと」の横断幕が掲げられた。リーグ戦初貯金はお預け。だが、最大の目標である優勝には33試合も残されている。ブッフバルト監督は「確実なチャンスが入らない時は逆襲を食らって負けることが多いが、今日はそれはなく、勝ち点1を取った」と収穫を強調した。確かに浦和は、したたかな一面を見せた。【広重竜太郎】
[2006/3/5/07:18 紙面から]
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