リヨン各国控え組で8強/欧州CL
<欧州CL:リヨン4−0PSV>◇決勝トーナメント1回戦第2戦◇8日◇リヨン
リヨンが3年連続でベスト8に進出した。ポルトガル代表MFティアゴ(2得点)、フランス代表FWビルトール、ブラジル代表FWフレッジのゴールで、PSVに4−0(2戦合計5−0)で大勝した。チームを構成する各国代表の控えクラスの選手たちは、欧州制覇とW杯でのレギュラー獲得に野心を燃やす。ACミランもバイエルンに4−1(同5−2)で快勝し、4年連続準々決勝進出を決めた。Rマドリードを破ったアーセナル、リバプールを破ったベンフィカも8強に勝ち残った。
パンツの中から取り出した子供用のおしゃぶりを口に、フレッジが走った。ゴールラッシュを締めくくる4点目を決めたブラジル代表ストライカーは、この日の試合前に誕生したばかりの娘に、ゴールと祝福パフォーマンスをささげた。
ブラジル代表MFジュニーニョの正確なキックで攻撃が組み立てられ、ポルトガル代表MFティアゴの2ゴールで突き放し、フランス代表FWビルトールが追加点を決めていた。アウエーの第1戦で得た1点のリードを守るのではなく、攻め続けてオランダ王者を徹底的にたたきつぶした。昨年も準々決勝で対戦し、2試合とも1−1で引き分け、PK戦の末に敗退していた。鮮やかすぎるリベンジだった。
各国代表がズラリと並ぶが、いずれも控えクラス。W杯出場国の選手で、レギュラーを確保している選手はいない。リーグ4連覇中というフランス最強軍団の選手でも、代表チームに入ればベンチが定位置だ。1週間前の1日に行われた国際Aマッチデーでは、クラブのオラス会長の訴えにより、リヨンの代表選手は先発出場が許されなかった。フランス代表やブラジル代表に招集された選手は途中出場を余儀なくされ、アピールに成功した選手は皆無だった。
だからこそ、欧州チャンピオンズリーグにかけなければならなかった。フランス代表入りを狙うマルダは「今はとにかく勝ち進むことだけ。リヨンに目を向けさせるためにも」と話す。過去2年とも実績を残しながら伏兵扱いされ続けたリヨンの選手たちが、本気で優勝を狙いに行く。クラブとしても、プレーヤーとしても軽視を許さない。クラブにはトロフィー、自らにはW杯でのレギュラーをもたらすために。
[2006/3/10/08:20 紙面から]
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