川崎F快進撃だ!2戦13発/J1
<J1:川崎F7−2京都>◇第2節◇11日◇西京極
川崎Fがゴールラッシュで飛び出した。開幕戦で新潟に6−0と大勝した川崎Fは、アウエーで京都と対戦。FW我那覇和樹(25)の2ゴールにFWジュニーニョ(28)のハットトリックなどで、7−2と爆勝した。開幕から2試合での13ゴールなど、記録づくめの大量得点。開幕に合わせた仕上がりの早さで、Jの主役に躍り出た。
開始わずか50秒、ゴールショーの幕を開けたのは、開幕戦ハットトリックの我那覇だった。左クロスの折り返しを頭で合わせ、先制ゴール。「カウンターが得意の相手なので、攻めさせて逆にカウンターを狙う」という京都柱谷監督の構想をぶち壊す一発。試合は、川崎Fのものになった。
前半22分にはMF中村が豪快な30メートルミドルシュート。後半にはジュニーニョがカウンターから連発し、我那覇も加点。新外国人のマルコンが初ゴールを決めれば、ジュニーニョが技ありゴールでハットトリック。「立ち上がりのゴールで楽になった」と関塚監督が振り返ったように、エースが大量点を呼び込んだ。
昨年はケガもあって6点止まり。点取り屋として期待されながら、ブラジル勢に比べて技術的にも劣っていた。我那覇は「遠慮していた」と振り返った。しかし、一昨年は右足、昨年は左足、今年は頭でのシュートを徹底的に練習した。1つずつ課題をクリアし、成長した。「一番必要なのは自信だった。開幕戦でそれを手にしたのは大きい」と関塚監督。「我那覇と2人で一生懸命ね」。ジュニーニョはFWコンビを組む同僚を信頼して言った。
開幕2戦で13点。攻撃ばかりが目立つが、支えているのは組織力だ。日本代表勢をとられてチームづくりが遅れた強豪に対して、代表のいない川崎Fはじっくりとチームがつくれた。「準備ができ、それが形に表れている」と、関塚監督は勝因を口にした。昨年からメンバーも変わらず、前線の連係は熟成されている。
「次の試合が大切」と、監督は開幕戦後に話した言葉を繰り返した。大勝しても浮かれない強さが、今のチームにはある。「自分たちのサッカーを続けていくだけ」(関塚監督)。自分たちを信じるチームの勢いは、止まりそうにない。
[2006/3/12/08:40 紙面から]
写真=後半18分、2点目のゴールを決め、右からジュニーニョ、マルクスと喜ぶFW我那覇(共同)
|