東京V永井1204日ぶりゴール/J2
<J2:東京V1−0愛媛>◇第3節◇18日◇駒沢
東京VのMF永井秀樹(35)が、Jリーグで1204日ぶりのゴールを決めた。1−0で勝った愛媛戦で後半から出場し、同35分に決勝点を挙げた。今季就任したラモス監督からのラブコールに応えて02年以来の古巣に復帰し、3戦目できっちり結果を出した。現役時代から世話になった同監督に対し、恩返しし続けることを誓った。また柏が仙台に1−0で勝ち、首位を守った。
得点の場面だけ、展開が「緩」から「急」に変わった。永井が右サイドにはたき、走り込んだ中央で折り返しのパスを押し込んだ。後半からピッチに立った35歳のチーム最年長は、1発で勝負を決めた。マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれ言った。「ラモスさんには恩返ししないと、バチが当たりますから」。
このコメントを伝え聞いたラモス監督は、例の早口で言った。「恩返し? なってないよ。金くれよ」。一息ついて、こう続けた。「言葉はありがたいけど、これくらいじゃ駄目。レギュラー取って、活躍しないと。何のためにラモスが取ったんだって、言われないように」。J創設期、チームメートとして夜の街に繰り出したこともあれば、ピッチでしかられたこともある。永井の「そりゃ(恩返しは)足りないっすよ」という反応は、本音だった。
Jでの永井の得点は、02年11月30日の東京V−仙台戦以来、4年ぶり。大分を経て、昨季はFC琉球でプレーした。ラモス監督から直電が来たのは、昨年クリスマス。「やるの? やらないの?」。らしい口調に断る理由はなかった。だが監督が「心臓の検査に行かないといけない」と漏らしたとおり、JFLから昇格した相手に大苦戦。J1復帰へは、よほどの恩返しが必要になる。【佐々木一郎】
[2006/3/19/09:28 紙面から]
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