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 2004年06月03日更新

「引いた相手を崩す」…宿題お預け

<親善試合:イングランド1−1日本>

 イングランドと引き分けたことは評価できるが、W杯予選のインド戦へのシミュレーションにはならなかった。日本は格上の強豪と戦う時、善戦できることはフランスW杯当時から分かっていることだ。

 今回の戦いでも最初からイングランドが試合を決めてしまおうと、圧倒的に攻めてきた。守りに専念といえばかっこいいが、全く手も足も出ない時間帯が長く続いた。よく1点で耐えきったものだ。イングランドにじわじわと疲れが出てきてから、やっと前向きに攻められるようになった。ただし、ペナルティーエリアの中に入ったのは小野のシュートだけで、後はエリアの外からのミドルシュートだけだった。

 「引いた相手をどう崩してゴールをこじ開けるか」という日本の課題は、この遠征でも答えを出せなかった。宿題をヨーロッパまで持っていったが、再び持ち帰らざるを得なかった。次のインド戦の日本は、今回のイングランドの立場になるんだろうな。格下の相手の戦い方を学んだはずで、次に生かされなければ、この遠征も無駄になる。(日刊スポーツ評論家)

 ◆セルジオ越後 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。
 18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。
 1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。
 辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。
 関連ホームページ : (株)パスインターナショナル「セルジオ越後」ページ
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