
2005年2月22日更新
ジーコの髪がへたり気味
スポーツ部デスク:飯田玄
ジーコ監督の“カミ”が気になっている。9日の北朝鮮戦前の会見。報道陣の質問によどみなく答えていたが、苦戦を予想した。先発が国内組で、欧州組は中村と高原だけだったからではない。同監督の前髪にボリュームがなかったからだ。
プレッシャーもあるのだろう。ストレスは交感神経を刺激し、髪の根本を通っている毛細血管が縮まるため、新陳代謝に必要な酸素や栄養が行き届かなくなって抜けやすくなるという。02年7月の日本代表監督就任から月日を重ねるにつれ、さみしくなっていく。しかし不思議なもので、1次リーグで敗退した03年コンフェデレーションズ杯の例外はあるが、03年4月の韓国戦や昨夏のアジア杯の前などは髪に張りがあるように見えた。韓国戦では初勝利を挙げ、アジア杯では優勝を果たした。
北朝鮮戦の翌日、ジーコ監督は「最後までいきますよ、首位で」と言い残して帰国した。激戦の疲れのせいか、髪もへたり気味だった。順位など気にせず、予選突破を目標にしていただけに、大きな変化といえる。現役時代にはソクラテス、ファルカン、セレーゾと「黄金の4人」で優勝を目指した82年W杯スペイン大会では、初戦から全力でいって2次リーグで力尽きた過去がある。日本代表とブラジル代表、予選と本大会の違いはあるが、引き分けや負けを計算に織り込むしたたかさが必要だ。
日本サッカー協会の川淵会長は3勝2分け1敗、勝ち点10か11を最終予選突破の目標に掲げた。やはり4チームの総当たり戦である今季の欧州CL1次リーグでも、2位通過の勝ち点は10・38で10〜11点の間になっている。首位を守りながらの予選突破宣言はファンにとってはありがたい言葉だが、現実的とは思えない。大丈夫かジーコ監督、と思わず頭に目がいってしまう。
次は3月25日のイラン戦。大黒様のような救世主は現れるのか。結果は神のみぞ知る? ジーコ監督の髪に注目である。
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飯田玄(いいだ・げん)

1965年(昭40)生まれ。早大卒。88年日刊スポーツ新聞社入社。整理部からスポーツ部に移り、大相撲、五輪、サッカーなどを担当して現在、スポーツ部デスク。
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