| この企画はスポーツ紙4紙のウェブサイトによる初の共同プロジェクトです |
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■スポーツ4紙共同企画「代表選手の夢と情熱」 |
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西武松井稼頭央内野手(27)がドリームチームの先兵となる。だれよりも日の丸のユニホームにあこがれてきた。「ジャパンのユニホームを1度も着たことがないですから。ぜひ日本代表のユニホームを着たい」。8月24日にFA権を取得した際の会見で、目を輝かせながら話した。
代表選出が決まったときも喜びを隠さなかった。「西武ライオンズの松井ではなく、日本の松井稼頭央として頑張る覚悟です」と声を大にした。走攻守と三拍子のそろった遊撃手が、日本の代表として世界と戦う。周囲の興味以上に、自分自身が最も楽しみにしている様子だった。
1番遊撃手での起用が予想される。遊撃へのこだわりは強い。「プロに入ってからショートしかしていない。こだわり、プライドを持ってやっています」と話す。今季も三遊間の深い位置から、ノーバウンドで一塁へ送球する強肩を披露してきた。チームのピンチを、松井の守備力が救うシーンも訪れるはずだ。
パンチのある打撃も健在だ。今季も前年02年に続き30本塁打以上を放った。一振りで試合の流れを変えられる力を持っている。もちろん自慢の足で相手バッテリーをかく乱することも忘れていない。理想の1番打者が先制のホームを踏めば、アテネ五輪出場に1歩ずつ近づく。走攻守すべてで超一流の称号を持つ松井。札幌の地で大暴れし、日本代表をけん引する。


日本のためなら、こだわりも捨てる。21日からスタートした「アサヒビールチャレンジ アジア野球選手権2003」の合同自主トレで、松井は緊急事態に備え、遊撃のポジション以外も守る準備があることを明かした。
「ショートの選手が4人いるでしょ。ケガとかが出る場合もあるし、サードもセカンドもやっておこうと思うんです。いきなり試合で、というわけにもいかないんで…。」
プロ入り10年間、ショート一筋。大会でも1番遊撃が有力だが、予選はベンチ入りは22人(プロ野球1軍は25人)に限られる。今大会の内野手登録は5人のみ。大会期間中負傷者が出ても補充はできず、複数ポジションへの対応が求められる中、チームリーダーとして当然の決断だった。
「西武の松井ではなく、日本の松井」。松井の今大会に掛ける意気込みが伝わってくる。


1975年(昭和50年)10月23日生まれ。大阪府出身。PL学園では投手として92年春に甲子園出場し8強。3年夏は大阪大会決勝で敗退。その秋(93年)のドラフト3位で西武入団。21歳で出場した日米野球で18打数10安打5盗塁をマークし俊足巧打の内野手として米球界関係者から絶賛された。その後、米国内では巨人松井と区別するため「リトル・マツイ」と呼ばれるようになった。98年にパMVPはじめ盗塁王3度、ゴールデングラブ賞3度などタイトル多数。昨年は「トリプルスリー」(打率3割3分2厘、36本塁打、33盗塁)を達成。177センチ、83キロ。右投げ両打ち。
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