ヨーロッパクラブチームの頂点を決める欧州CL決勝は25日、トルコ・イスタンブールで行われる。決勝に出場するのはセリエAのACミランと、プレミアリーグのリバプールだ。試合に向けて盛り上がりを見せるトルコの様子を佐竹実記者が取材するとともに、決勝戦にボールキッズとして参加する国仲真一郎君と斉藤修君(ともに16)の道中記を紹介します。
一番人気のスポーツがサッカーで、観客の熱狂ぶりも欧州屈指と言われるトルコ。記者が現地入りした22日は、ちょうど国内リーグ「スュペル・リギ」の今シーズン覇者が決まるフェネルバフチェvsガラタサライが行われていた。結果は、今季欧州CLにも出場したフェネルバフチェ(欧州CLでは予選リーグ敗退)が1−0で勝利し、チャンピオンの座についた。
よし、せっかくトルコに来たのだから、是非この国のサッカー熱とサポーターの盛り上がりを体感してみよう。ということで試合終了後に、フェネルバフチェのホームスタジアムがあるカドゥキョイに行ってみた。タクシーで向かう道中も、ユニホームに身を包んだ何十人ものサポーターとすれ違う。「やはりかなりの盛り上がりだな」と思いながら車を降り、さらにスタジアムに近づいた。
「!!!」。100人をゆうに超えるサポーターたちが、「フェネルバフチェ!」と叫び、酒をあおって道を占拠している。決して歩行者天国ではない。車も走っている。しかしそんなことはお構いなし。車はサポーターに囲まれ揺らされ、道行く人は皆ハイタッチ。町全体がお祭り騒ぎという感じだ。ある程度の盛り上がりは想像していたが、それをはるかに超える騒ぎだった。そんな中で東洋人がカメラを構えれば、目立つのは当たり前。あっという間に取り囲まれ、「オレを撮れ!」「酒を飲め!」「フェネルバフチェ!」。こうなったら郷にいれば郷に従えだ。一緒になって「ホーイドンク!」と連呼してきた。結局、言葉の通じない中、1時間サポーターとともにともに盛り上がった。
帰りのタクシーの中で、トルコのサッカー熱を体感できたことに妙な気持ちの高ぶりを感じながら、CL決勝後のスタジアム周辺を想像してみた。8万人収容のアタチュルク・スタジアム。もっとすごいことになっているに違いない…。
写真=お祭り騒ぎのフェネルバフチェサポーター
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